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社内BBQで肉を踏みつける部長。社長「どうかした?」難癖をつけた女性の正体に大慌て!?実は

  • 2026.3.9

僕は20代後半のシステムエンジニアです。転職して今の会社に来てから、もうすぐ1年が経とうとしていたころ。その日は職場交流会のバーベキューで、僕は肉と野菜の焼き担当を任されていました。隣ではアルバイトで働いている大学生のA子さんが手際よくトングを動かし、味付けの加減まで気にしています。いい匂いが立ちのぼり、場も和んできた――そのときでした。

バーベキューで事件がぼっ発!

背後から近づいてきたのは、人事部の部長でした。普段から肩書きを盾にして、部下にキツい発言を浴びせることがあるようです。部長は網の上をのぞき込み、わざとらしく眉をひそめました。

「君たちみたいな若造が焼き担当か。経験が浅いと焼き方にばらつきが出るぞ」

僕の後ろにいたA子さんは慌てて振り返り、「一生懸命やらせていただいています」と緊張しながら部長に答えました。

しかし部長は肉を見つめ、「焼きが甘いな」とひと言。さらには肉の1枚を取り上げ、「これはなんだ? 虫かゴミが付いているように見える。これは食べられないな」と言い放ちました。

そして、部長は肉をゴミ袋に捨てようとしたのですが、手元を滑らせたようで、肉が地面に落ちてしまったのです。さらに歩こうとした拍子に、部長はその肉を踏んづけてしまいました。

静かに登場したのは…

思わず僕は「部長、それは黒こしょうだと思うのですが……!」と声を上げました。

部長の顔が一気に険しくなります。「黒こしょう? 虫やゴミと黒こしょうの違いを私がわからないとでも?」。空気が張りつめた瞬間、落ち着いた声が割って入りました。

「どうかしましたか?」

現れたのは我が社の社長。部長はすぐに姿勢を正し、「社長! 新人の焼いた肉に問題があり、異物も混入していたため廃棄しました。食の安全のためです」と説明しました。

その瞬間、A子さんが慌てて言いました。「お姉ちゃん、ごめん! 私が焼いていたんだ……」

社長のしっ責

部長は驚き、「お、お姉ちゃん? 社長が?」と目を丸くしました。社長が「ええ、彼女は私の妹ですよ」と言うと、部長は「そ、そうだったんですか…。いや、私は肉は捨てましたけど、これは違くて…」と、しどろもどろになっています。

A子さんはうつむきながら、「私、大学で栄養学を専攻していて、黒こしょうも必要だと思って入れました」と説明。僕も「彼女は食材を丁寧に扱っていたし、衛生面に問題はありませんよ」とフォローしました。

それを聞いた社長は厳しい顔つきで「確認もしないまま決めつけて廃棄したのですね。知らなかったから仕方ないで済みますか?」と部長に告げました。

さらに社長はこう続けたのです。

「以前から気になっていました。部下への指導でも、事実確認より先に結論を言う場面がある。管理職、まして人事の判断は、1つで人の人生を動かします。相手の話を聞き、状況を把握してから判断してください」

部長は何度も口を開きかけては閉じ、「以後、気をつけます」とだけ言いました。

逆転した立場

それから僕は、バーベキューでの立ち振る舞いを上司から褒められ、「新人育成に興味はないか」と声をかけてもらい、研修やOJTの整備にかかわるようになりました。経験を生かして誰かを支える仕事は、思っていた以上にやりがいがあります。一方、部長は、自らの指導法を見直そうと奮闘しているようです。

そして後日、社内で社長から呼び止められました。

「あなたはバーベキューのときも、今の人材育成の仕事でも、誠実でとても頼りになりますね」

僕は思い切って、ずっと胸に秘めていた言葉を口にしました。

「社長こそ、いつも社員を第一に考えていらっしゃって尊敬しています。もしよろしければ……今度、二人で食事に行きませんか?」

彼女は少し驚いたあと、「ぜひ!」とほほえんでくれました。あの日のバーベキューが、仕事でもプライベートでも、思いがけない人生の幕開けとなったのでした。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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