キャサリン妃が3月17日(現地時間)、セント・パトリックス・デーのパレードに出席した。昨年は病気療養のために欠席したが、今年はマックイーン(MCQUEEN)によるピーコックグリーンのコートに、アウォン・ゴールディング(AWON GOLDING)デザインのジェームスロック(Lock & Co.)製のファシネーターとアイリッシュ・ガーズの金ブローチを合わせ、エレガントな装いでアイルランドの祝日を祝った。キキ マクドノー(KIKI MCDONOUGH)によるグリーントルマリン&ダイヤモンドのイヤリング、グレース ハン(GRACE HAN)のハンドバッグなど、英国発ブランドを愛するキャサリン妃らしいチョイスだ。
セント・パトリックス・デーは、アイルランドのナショナルデーで、5世紀にアイルランドへキリスト教を伝えた聖パトリックにちなんだ祝祭。毎年、英軍アイルランド近衛連隊アイリッシュ・ガーズによるパレードが行われ、キャサリン妃はアイルランドのカラーであるグリーンを基調とした公務ファッションで、ウィリアム皇太子とともに出席してきた。
エリザベス女王の逝去を受け、2022年末にウィリアム皇太子からアイリッシュ・ガーズの名誉大佐を引き継いだキャサリン妃は、2023年に初めて名誉大佐として出席し、隊員から敬礼を受けたが、昨年は、1月に受けた腹部の手術の療養のためにこれを欠席。後に術後検査でがんが見つかったことを公表し、今年1月に寛解状態になったことを明らかにした。昨年の式典では、隊員たちが不在の妃に敬意を表し、パレードに最後に3度の掛け声が行われたと伝えられている。
Text: Tae Terai
READ MORE