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「ラフな客=庶民」と見くびった派遣員、店長に「最低最悪」と喝破されたワケ【作者に聞く】

  • 2026.10.19
お金持ちに見えたマダムは、ひと癖ある客だった ゆき蔵(@yuki_zo_08)
お金持ちに見えたマダムは、ひと癖ある客だった ゆき蔵(@yuki_zo_08)

「派遣は責任を持たなくていい」が信条の派遣スタッフ・無垢さん(仮名)は、これまでトラブルを起こしては「責任と言われても…私、派遣ですし?」の一言で逃げおおせてきた。さらには夫まで職場に介入し「妻は低レベルな店では実力を発揮できない。売上1位の店舗なら働かせてもいい」と申し出る始末。今回は、そんな問題児の派遣スタッフが念願の売上1位店舗に配属されてからのエピソードを紹介する。

天然非常識、無垢さん_P284 ゆき蔵(@yuki_zo_08)
天然非常識、無垢さん_P284 ゆき蔵(@yuki_zo_08)
自らの希望で、売上ナンバーワンの店舗に派遣されたものの… ゆき蔵(@yuki_zo_08)
自らの希望で、売上ナンバーワンの店舗に派遣されたものの… ゆき蔵(@yuki_zo_08)
天然非常識、無垢さん_P286 ゆき蔵(@yuki_zo_08)
天然非常識、無垢さん_P286 ゆき蔵(@yuki_zo_08)

高額ノルマ達成へ向けた「客の値踏み」

朝礼で「1日1人20万円必達」という高額な売上ノルマが言い渡され、販売スタッフたちが活気立ち返事をするなか、派遣スタッフの無垢さんは青ざめていた。

焦る無垢さんの目に入ったのは2人の客だった。1人は高価そうなブランド品を身にまとった派手なマダム。もう1人は半袖Tシャツにジーンズというラフな装いの女性だ。無垢さんは後者を「見るからに一般庶民でお金がなさそう」と勝手に値踏みし、迷わず派手なマダムの接客についた。一方、ラフなスタイルの女性には店長がお声がけをして接客に入ったが、この運命の選択が予想外の結末を引き起こす。

実体験をもとに描く「アパレル業界の闇」

本作『天然非常識、無垢さん』を手掛けたのは、ブログで漫画を発表しているゆき蔵(@yuki_zo_08)さんだ。アパレル業界で約10年の接客経験を持つゆき蔵さんは、当時の実体験をベースに身バレ防止のアレンジを加えつつ、『女社会の知られざる闇。』などの人気作品を展開している。

作中では「来店しているにもかかわらず、その店の売り物をバカにする客がいる」というあるあるも描かれるが、ゆき蔵さん自身も「かなりの頻度で対応したことがある。何が目的で来店されたのか、いまだに謎」と実体験を明かす。

また、店長が作中で「圧倒的知識不足」と指摘するシーンについて、アパレル業界のリアルな事情を伺ったところ、「ブランドで固めている人よりも、カジュアルでラフな格好の人の方がVIPなケースは多々ある。生粋のセレブは意外と着飾らないもの」と語ってくれた。

見た目で判断した派遣スタッフに突きつけられた現実

物語のラストで店長は無垢さんに対し、「あなた、もしかして“人選ミスした”と思っていませんか?それは販売員として最低最悪です。そして圧倒的知識不足です」と厳しく諭す。

実は店長は、最初からラフな格好の客が真のセレブであることを見抜いていたのだ。なぜ一見庶民風に見える客の正体を見破ることができたのか。その鮮やかな理由と結末は、ぜひ本編で確かめてほしい。

取材協力:ゆき蔵(@yuki_zo_08)

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