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「そこまで嫌だとは思ってなくて」頼りにしていたママ友が、私の失敗談を話していた理由

  • 2026.9.17

いちばん頼りにしていた人だった

子どもが年長になった春から、同じクラスの母親とよく話すようになった。

持ち物が足りないと分けてくれるし、行事の集合時刻を勘違いした私に、前の日のうちに教えてくれたこともある。

困ったときに声をかけてくれる、頼りになる人だと思っていた。

「あ、それ私もやったことあるよ。大丈夫、大丈夫」

私が失敗した話をすると、いつもそんなふうに笑ってくれた。

その気安さに甘えて、私はだんだん家のことまで話すようになった。夫と当番の分担でもめたこと、下の子の寝かしつけがうまくいかず、翌朝寝坊してしまったこと。

人にはあまり言いたくない失敗も、その人になら話せた。

「そんな日もあるよ。毎日ちゃんとなんて無理だって」

そう言ってもらえると、少し気持ちが軽くなった。

ところが秋の行事が終わった週、別のクラスの保護者から園庭の隅で声をかけられた。

「ちょっといい?…これ、見せるか迷ったんだけど」

その人は周囲を気にするように声を落とし、携帯の画面をこちらへ向けた。

そこには、私が入っていない保護者同士のグループのやり取りが並んでいた。

読んですぐに分かった。

書かれているのは、私が同じクラスの母親にだけ話した家の悩みや失敗だった。

しかも、そのままではない。面白い話になるように言葉が足され、私が話した覚えのない内容まで混じっていた。

「これ…私のことだよね」

保護者は困ったような表情でうなずいた。

「うん。知らないままなのも違うと思って」

私はしばらく画面から目を離せなかった。

断ってから、必要な部分だけ自分の携帯で撮らせてもらった。

画面を見せると、笑顔が消えた

翌朝、子どもを送ったあと、私はその母親に声をかけた。

「ちょっとだけ、話していい?」

「うん。どうしたの?」

私は前日に撮った画面を開いて見せた。

「これ、私が話したことだよね?」

相手の顔から、さっきまでの笑顔が消えた。

しばらく画面を見たあと、小さく「ああ…」と声を漏らした。

「そんなに広めるつもりじゃなかったんだよ。ちょっと話の流れで…」

「でも、私、あなたになら話しても大丈夫だと思ったんだよ」

そう言うと、相手は目を伏せた。

「うん…ごめん」

「私は嫌だったよ」

口にすると、自分でも驚くほど、はっきりした声が出た。

さらに画面を指しながら続けた。

「それに、私が言ってないことまで書いてあるよね」

「それは…話してるうちに、ちょっと大げさになったかもしれない」

「そういうのも含めて、もうやめてほしい」

少し間が空いた。

「…わかった。ごめん」

私は迷ってから、もう一つだけ伝えた。

「これからは、家のことは話さないようにするね。個人的なやり取りも控える」

相手は一度だけうなずいた。

それから園で顔を合わせれば挨拶はするものの、以前のように立ち止まって話すことはなくなった。

数日後、迎えの時間にその人と目が合った。

「お疲れさま」

「お疲れさま」

交わしたのは、それだけだった。

信頼していた相手だからこそ、画面に並んだ言葉を見たときのショックは大きかった。

子ども同士の関係まで変えるつもりはない。それでも、自分の話をどこまで誰に伝えるかは、自分で決めたい。

あの日から私は、親しくなった相手でも、どこまで話すかを以前より慎重に考えるようになった。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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