1. トップ
  2. エピソード
  3. 「そこ、契約者用の駐車場ですよね?」無断駐車した男性。1か月後、新しい入居者を見て黙った

「そこ、契約者用の駐車場ですよね?」無断駐車した男性。1か月後、新しい入居者を見て黙った

  • 2026.10.7

夜の駐車場ではみ出していた車

私が住んでいるのは、2階建ての小さなアパートです。

駐車場は契約した人だけが使えることになっています。

去年の秋、私の区画の隣が空きました。

するとそのころから、週末になると2階の部屋を訪ねてくる30代くらいの男性が、その空き区画に車を止めるようになりました。

ある夜、帰宅すると、その車が私の区画にはみ出していました。

なんとか車を入れて降りると、荷物を出していた男性が近くにいました。

「すみません。そこ、契約者用の駐車場ですよね?」

声をかけると、男性は面倒そうな顔をしました。

「空いてる駐車場に停めて何が悪いんだ」

「でも、契約している人しか使えないはずです」

話しても聞いてもらえそうになく、その日はそれ以上言えませんでした。

翌週末も、同じ車が止まっていました。

出かけようとしていた男性にもう一度声をかけましたが、

「誰も困ってないだろ。いちいちうるさいな」

と返されました。

そこで私は、車が止まっている日だけ写真を撮り、日付とともに管理会社へ送るようにしました。

引っ越しの朝、空き区画の前にトラックが来た

1か月ほどたった土曜の朝。

買い物に出ようと駐車場へ行くと、空いていた区画のそばに引っ越しのトラックが止まっていました。

新しく越してくる40代くらいの男性と、管理会社の担当者もいます。

ところが、その区画には例の車が止まったままでした。

担当者は車のナンバーを確認すると、外階段を上がって2階のドアをたたきました。

しばらくして、あの男性が部屋着姿で顔を出します。

「なんだよ、朝から」

「下のお車の件です。少しお話しできますか」

担当者は階段を下り、駐車場から男性に聞こえる声で伝えました。

「この区画は、本日からこちらの方の契約になっています。すぐに車を移動してください」

男性はしばらく黙っていました。

担当者は続けて、

「今後も同じことがあれば、こちらも必要な手続きを取ります」

とだけ伝えました。

男性は何も言い返さず、部屋着のまま階段を下りてくると、車を別の場所へ移動させました。

その日を最後に、あの車がアパートの駐車場に止まることはありませんでした。隣の区画には今、新しい住人の車が止まっています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ