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23日間で1億円。ゼンデイヤとパティンソンの、笑えないウエディングフォト撮影

  • 2026.9.15

ゼンデイヤとロバート・パティンソンが主演する映画『ドラマなふたり』の興行収入が、公開から23日間で1億円を突破した。あわせて、結婚を控えたふたりが写真に収まる本編映像が解禁されている。(フロントロウ編集部)

9月13日までで、6万8366人

8月21日に全国公開された『ドラマなふたり』が、公開から23日間で興行収入1億円を突破した。9月13日までの累計動員は6万8366人、興行収入は1億263万9460円。週末の都内の劇場では満席の回も出ている。

伸ばしているのは初日の勢いではなく、その後の粘りだ。公開3日間で動員2万人を超え、初日満足度で1位を取った時点から、さらに数字を積み上げてこの規模に到達した。カップルや友人同士での複数鑑賞が目立ち、観客のあいだでは「ラブコメかと思ったら、とんでもない修羅場映画だった」「地獄すぎて、めちゃくちゃ笑った」といった声がSNSを中心に広がっている。

「なんか緊張してない?」と言われるふたり

大ヒットを記念して解禁されたのが、ゼンデイヤ演じるエマと、ロバート・パティンソン演じるチャーリーのウエディングフォト撮影を捉えた本編映像だ(本編映像はこちら)。

場面は、結婚式当日の打ち合わせ。ウエディングフォトグラファーから「なんか緊張してない?」と声をかけられたふたりが、撮影のリハーサルに臨む。「当日、リラックスして撮れるように」「チャーリー、最愛の人にもっと近づいて」「エマ、彼のどこが好き?」と、自分のペースでぐいぐい進めていくフォトグラファー。ふたりはたじろぎ、ぎこちない笑顔を浮かべる。

求められて口にする言葉自体は、申し分ない。「彼は頭が良くて、愛情深くて心が広いの。ハンサムだしね、もちろん」「彼女は優しいし、思いやりがあって面白い。それに美人だし」。それでも画面に流れているのは、埋まらない距離だ。褒め言葉が並ぶほど、ふたりのあいだの噛み合わなさが浮き上がってくる。

結婚式まで7日、そこで始まった告白ゲーム

なぜこのふたりが、幸福の絶頂を切り取るはずの撮影で気まずくなっているのか。それは物語の入口にある。

ボストンのカフェで出会ったチャーリーとエマは、この上なく幸せな日々を送っていた。だが結婚式まであと7日と迫った夜、付添人の親友夫婦との4人の食事で、これまでにやらかした最悪の行いを告白し合うことになる。軽い気持ちで始めたゲームで飛び出したエマの秘密に、全員がドン引き。チャーリーは、彼女に想像を絶する別の顔があるのではないかと恐れを抱く。それでも結婚式の準備を止める術はなく、当日がやってくる。

監督・脚本はクリストファー・ボルグリ。製作には『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスターとラース・クヌードセンが名を連ね、共演は3人姉妹バンドHAIMのアラナ・ハイム、ママドゥ・アティエ、ヘイリー・ゲイツ。全米公開時には”告白”をめぐる議論が巻き起こり、海外レビューでも英The Guardianが「愛の概念を揺さぶる挑発的な試み」と評した。

「普通の服」を着たゼンデイヤ

もうひとつ、この映画が語られる時にたびたび話題になるのが衣装だ。世界的なファッションアイコンでもあるゼンデイヤが、本作では飾り立てない服を着ている。その”普通”がなぜ目を引くのかは衣装デザインの側から語られてきた通りで、エマという人物の生活感を積み上げるための選択だった。

ウエディングフォトの場面も、その延長線上にある。人生のハイライトとして演出された空間に、生身の人間がそのまま立っている。豪華な衣装や大仰な演出でごまかさないからこそ、表情の小さな揺れがそのまま笑いと痛みになる。105分のあいだに起きるのは、祝福か修羅場か。『ドラマなふたり』は現在も全国公開中だ。

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