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リサ・ラーソン最期の日々を見つめたドキュメンタリー映画が公開

  • 2026.9.14
© 2025 Kamlert Film AB, Film i Skåne AB, Sveriges Television AB

映画『リサ・ラーソンがいた時間』が2026年9月18日(金)より公開される。孫娘であるエミリア・エクマン・ラーソンが監督を務め、リサ・ラーソン最期の8年間を記録。スウェーデンを代表する人気陶芸家の内面に迫った。

© 2025 Kamlert Film AB, Film i Skåne AB, Sveriges Television AB

リサ・ラーソンは、1931年にスウェーデン、スモーランド地方のエルムフルトに生まれ、50年代から本格的に創作活動を開始。彼女が生み出した、しま模様の猫「マイキー」やハリネズミ「ハリエット」をはじめとするキャラクターや、丸みを帯びた愛らしい動物の陶器作品は世代や国境を超えて愛されてきた。

そんなリサは、2024年3月、惜しまれながらこの世を去る。『リサ・ラーソンがいた時間』は、エミリア・ラクマン・ラーソンが最期の日々を生きる祖母の姿を見つめた親密でエモーショナルなドキュメンタリー映画だ。

© 2025 Kamlert Film AB, Film i Skåne AB, Sveriges Television AB

本作のスウェーデン語のタイトルは「Farmors leriga händer(泥だらけの手)」。エミリアは「学校のクラスのみんなが祖母のことを知っている一方で、私にとってはどこか謎めいた存在だった」と語るが、彼女にとって祖母は、創作に没頭するひとりの芸術家だった。リサの手は、抱きしめてくれるような“おばあちゃんの手”ではなく、粘土とともにある“アーティストの手”だったのだ。

映画では、リサの孤独だった幼少期、陶芸家になるまでの歩み、70年以上にわたって人生と創作のパートナーだった夫、グンナル・ラーソンとの出会いと彼の死、そして家族に対する思いなどが語られる。

リサの陶器作品やテキスタイルに彩られた自宅のインテリアも、本作の見どころだ。エミリアはさらに、リサ自身が気に入らなかった作品にも目を向ける。ラーソン家の庭には、リサが捨てた作品を、夫グンナルが拾い集めて飾った石壁がある。どこか悲しげなそれらは、世間が描く「リサ・ラーソン作品像」に新たな輪郭を与える。

『リサ・ラーソンがいた時間』は、2026年9月18日(金)より、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか、全国で公開される。

孫娘に見せる飾らない表情に、芸術家としての苦悩——今なお世界中で愛される作品の背後にいたリサ・ラーソンという1人の人間の生き方に触れることができそうだ。

『リサ・ラーソンがいた時間』
監督・撮影:エミリア・エクマン・ラーソン
出演:リサ・ラーソン、グンナル・ラーソン、マティアス・ラーソン、エミリア・エクマン・ラーソン、
フランコ・ニコロシ
2025年/スウェーデン/スウェーデン語/94分/カラー/1.85:1/5.1ch
配給:ミモザフィルムズ

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