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休憩室でも食堂でも近くに来る同僚の女性。「やめてください!」距離を取り続けた私がついに声を上げた理由

  • 2026.9.8

同じ時期に入った人と、隣り合った二つの席

今の職場に、私と同じ時期に入った人がいる。研修も配属も同じで、案内された長机では、その方の隣が私の席だった。

仕事を覚えたばかりのころは、分からないことがあればお互いに確認することも多かった。

「これ、どうやるんでしたっけ」

「こっちを先に押してください」

そんなやり取りをすると、「ありがとうございます」と丁寧に返ってくる。細かいところまで確認する人だな、というのが最初の印象だった。

ところが、しばらくすると少し気になることが増えてきた。

休憩室へ向かうと、少し遅れて同じ方向へ来る。食堂の会計に並んでいると、後ろではなく私のすぐ横まで来る。

誰かに当時のことを説明するなら、私はこう言うと思う。

「並んでいる列の横まで、毎回こちらへ寄ってくる」

特に話がある様子でもない。

それでも、気づくと近くにいることが何度も続いた。

私は少し距離を取りたくなった。

職場では椅子を少し離し、必要のない会話には短く返事をするようにした。休憩時間も、自分から話しかけることはやめた。

これなら、少し距離を置きたいことが伝わるだろうと思っていた。

ある日、給湯室で同僚から声をかけられた。

「大丈夫ですか」

「うん、大丈夫」

それだけ答えた。周りから見ても、私が距離を取ろうとしているのは分かるのだと思った。

「やめてください」と言って、初めて止まった

けれど、その後も状況はあまり変わらなかった。

席を立つと同じタイミングで立つことがあり、休憩室や食堂でも、気づけば近くにいる。

私の態度で伝わっているつもりだったが、相手がどう受け取っていたのかは分からなかった。

そしてある日、また私の近くまで来たとき、思わずいつもより大きな声が出た。

「やめてください!」

周りにいた人の手が止まった。

その方も、驚いたような顔でその場に立ち止まった。

長く説明したわけではない。それでも、それ以降、休憩時間や移動中にわざわざ私のそばまで来ることはなくなった。

私はそれまで、椅子を離したり、返事を短くしたりすることで十分伝わっていると思っていた。

けれど、そうした態度だけでは、相手には強い拒絶として伝わっていなかったのかもしれない。

後日、同僚に言われた。

「気づいてなかったんだと思うよ」

「そうかもしれない」

触られたり、強い言葉を向けられたりしたことはない。相手から謝罪されたこともなかった。

仕事は丁寧で、ほかの人とは今も普通に話している。悪意があったのかどうかも、私には分からない。

今も職場では、二つの席が隣り合っている。ただ、以前のように必要以上に距離を詰められることはなくなった。

もっと早く言葉ではっきり伝えるべきだったのか。それとも、そこまで言わなければ伝わらないものだったのか。今でも、ときどき考えることがある。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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