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市川市動植物園のパンチくんのサル山観覧エリアを変更か サル山の植樹に関する事情も

  • 2026.9.4
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サル山の群れ入れを目指して奮闘する、ニホンザルのパンチくん。群れ入れ当初は1頭でいることも多かった=千葉県の市川市動植物園(撮影:ゆんち)

パンチくんで知られる千葉県の市川市動植物園で、9月1日から9月18日まで行われるサル山の日除けなどの設置工事。この工事にあわせて、実はサル山の内部だけでなく「観覧エリアも少し変更することを考えています」と同園の安永崇課長から注目の情報が。どのような変更になるのか、詳しく聞いてみました。

観覧エリアも、少しだけリニューアル

安永課長:「今回の工事ではサル山だけではなく、観覧エリアも少しだけリニューアルを予定しています」

観覧エリアはパンチくんが世界的に有名になって以来、バリケードが設置されたり、さらにネットが張られたりと、現在はあまり見やすい状況ではありません。しかしこれは、サルたちの安全を守り、多くの人の視線によるストレスを和らげるための措置です。

安永課長:「こうしたバリケードやネットは、今年2月以降、スタッフが試行錯誤を繰り返してきました。サルたちの安全と健康を第一に考えて工夫を重ねてきましたが、正直に言って、お客さまから見れば鉄パイプのバリケードは殺風景ですし、本来の楽しい動植物園らしくはありませんよね。見づらいとか、一部の方の観覧マナーなどさまざまな課題があることも十分承知しています」

さらに安永課長、このように続けます。

安永課長:「今回の工事による一時封鎖は、観覧エリアを根本的に変更し、新しい観覧方法を始める絶好の機会だと考えています。ただ、どのような観覧エリアになり、どのような観覧方法とするのかは、現時点ではお話できません」

具体的な内容はまだ明かせないとのことですが、多くの人が楽しくサル山を観覧できる環境を目指しているようです。詳細は、工事が明けてからのお楽しみになりそうです。

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サル山の群れ入れを目指して奮闘する、ニホンザルのパンチくん。群れ入れ当初は1頭でいることも多かった=千葉県の市川市動植物園(撮影:ゆんち)

土のスペースに、木は植えられない

以前にもお伝えしましたが、サル山の中には、コンクリートではない土のスペース(土場)も新設される予定です。この土のスペースについて、安永課長に「木も植えてもらえたら」というファンの声を伝えると、次のような回答が返ってきました。

安永課長:「今回の工事で、サル山に土場を作る予定はあります。ただ、『植樹してください』という声も多いのですが、植樹は難しいんです」

サル山に木が生えていたら、パンチくんたちも喜びそうな気がしますが…。

安永課長:「国内の動物園で、サル山に植樹する事例もあります。ただ、ニホンザルは木や葉っぱが大好きですから、木があればすぐに枝を折ってしまいますし、あっという間に葉をちぎって食べ尽くしてしまいます。パンチが木の枝を口に咥えている場面をご覧になった方も多いのではないでしょうか。新しい土場に植樹をしても、おそらくすぐに無残な姿になってしまうと思われます。結局のところ、土場は土いじりをするスペースとし、そこに植樹をするのではなく、外部から大きな木の枝葉を運び込んで置いておく方が良いということになります」

木を「植える」のではなく、飼育員が随時「運び込む」形になっているのは、サルたちにとって木が景観ではなく、格好のごちそうだからだったようです。

土のスペースは、緑に囲まれた場所というより、サルたちが歩き回れる地面として整備される、ということになりそうです。

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サル山の群れ入れを目指して奮闘する、ニホンザルのパンチくん。木の枝や葉っぱを口に入れている姿も多い=千葉県の市川市動植物園(撮影:ゆんち)

■市川市動植物園:公式サイト

ライターコメント

「植樹は難しい」と聞いて最初は少し意外でしたが、理由を聞いて納得しました。木を見つけたら次々にちぎって食べてしまうサルたち、なんだかとってもかわいいですね。観覧エリアの改修がどんな形になるのかも、あわせて楽しみに待ちたいと思います。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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