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Jリーグで異例の“契約内容変更”!対戦前日に突然発表…FC大阪社長「奈良クラブ様に心より御礼申し上げます」

  • 2026.5.5

J3のFC大阪と奈良クラブは5日、奈良からFC大阪へ期限付き移籍中のGK関沼海亜について、契約内容の変更で合意したと発表した。

通常、期限付き移籍選手は保有元クラブとの対戦には出場できない契約が一般的だが、今回の変更により一定条件下で例外的に出場が可能となる。

変更内容は、「公式戦においてFC大阪の出場可能なゴールキーパーが2名未満となった場合、奈良クラブの同意を前提に、両クラブの対戦でも関沼を登録メンバーに含めることができる」という条項を新たに追加するもの。これにより、5月6日(水・祝)に行われる両クラブの直接対決においても、条件を満たせば関沼のベンチ入り、あるいは出場が可能となった。

今回の異例の措置に至った背景には、FC大阪のGK陣の相次ぐ負傷がある。同クラブは今季5名のGKを登録しているが、すでに2名が負傷離脱していたなか、5月1日のトレーニングで残る選手の1人も負傷。試合に出場可能なGKが1名となる非常事態に陥った。さらに、リーグの登録期限を過ぎていたため新規登録もできず、2種登録選手の追加も不可能な状況だった。

このためFC大阪が奈良クラブに対し契約条件の変更を申し入れ、協議の結果、両クラブが合意に至った。以下はFC大阪の近藤祐輔代表取締役社長のコメント。

「まずはじめに、この度の関沼選手の契約内容の変更・追記、ならびに奈良クラブ戦へのメンバー登録を可能にしていただきましたことにつきまして、奈良クラブ様に心より御礼申し上げます。

本件の経緯についてご説明申し上げます。弊クラブでは、明治安田百年構想リーグにおいてゴールキーパーを5名登録しておりますが、既に2名が負傷しており、奈良クラブ戦に出場可能なゴールキーパーは2名という状況でした。

そのような中、5月1日のトレーニングにおいて、残る2名のうち1名が新たに負傷。百年構想リーグにおける選手登録の最終期限も経過しており、2種登録選手も含め新たな選手の登録ができませんでした。

その後、負傷した選手の状態をメディカルチームとともに慎重に確認してまいりましたが、5月6日の奈良クラブ戦への出場は困難であるとの判断に至りました。

このような状況を受け、奈良クラブ様に対し、関沼選手の契約内容の変更ならびにメンバー登録についてご相談申し上げたところ、快くご同意を賜り、本日の発表に至りました。

今回、弊クラブからのお願いにご理解とご協力を賜りました奈良クラブ様には、改めて深く感謝申し上げます。

5月6日のダービーマッチが大いに盛り上がり、素晴らしい試合となりますよう、FC大阪も全力で臨んでまいります。ぜひロートフィールド奈良へご来場いただき、温かいご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」

関沼は2005年生まれの若手GKで、奈良から2026年2月にFC大阪へ期限付き移籍。今季はここまでリーグ戦出場はないものの、緊急事態の中で重要な役割を担う可能性が浮上した形となる。

筆者:奥崎覚(編集部)

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