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外食時に必ず彼氏に奢らせる彼女。「食事代っていつも俺が払ってるけど、何か理由ある?」と聞いた彼に返した彼女の価値観とは

  • 2026.9.3

会計になると、いつも私が財布を出していた

当時付き合っていた彼女とは、月に二、三回ほど外食をしていた。仕事帰りに待ち合わせて、夕食を食べながらその日の出来事を話す。

話は合ったし、一緒にいる時間は楽しかった。

ただ、ひとつだけ気になることがあった。

最初に食事をした日の会計で、彼女は私を見て言った。

「今日、お願いしていい?」

私は特に気にせず、「いいよ」と財布を出した。次に会ったときも私が払い、その次も同じだった。

何度か続くうちに、私の中でも「今日は自分が出す日なのかな」くらいの感覚になっていた。

彼女から強く求められたわけでもないし、食事代で困るほどでもなかったからだ。

けれど、回数が増えるにつれて少し引っかかるようになった。

レジへ行くと、彼女は自然に一歩後ろへ下がる。財布を出そうとする様子はなく、私が支払いを終えるのを待っている。それが毎回同じだった。

そしてある外食の日。いつものように私が会計を済ませ、店を出たところで、とうとう聞いてみることにした。

金額を責めたいわけではなかった。ただ、彼女がどう考えているのか知りたかった。

「そういうものだと思ってた」と彼女は答えた

店を出て少し歩いたところで、私はできるだけ軽い調子で聞いた。

「そういえば、食事代っていつも俺が払ってるけど、何か理由ある?」

彼女は少し驚いた顔をした。

「え、気にしてたの?」

「怒ってるわけじゃないよ。ただ、どう思ってるのかなって」

すると彼女は、少し考えてから答えた。

「私は、付き合ってるときは男の人が払うものだと思ってた」

続けて、「そのほうが大事にされてる感じがするし」と言った。

そこで初めて、私は彼女が払うつもりを忘れていたわけでも、私に甘えてその場をやり過ごしていたわけでもないのだと分かった。最初から、それが彼女にとって普通の付き合い方だったのだ。

「そっか」

私はそう返した。

彼女の考えを間違いだと言うつもりはなかった。ただ、私が思っていた付き合い方とは違っていた。

そのあとも何度か会ったが、一度気づいた違和感は消えなかった。食事代だけの話ではなく、「恋人ならこうするもの」という感覚そのものが、少しずつ違うように思えてきた。

結局、しばらくして私から別れを切り出した。

彼女は理由を聞いたあと、少し黙ってから「わかった」とだけ言った。大きな言い争いにはならなかった。

後日、同僚にこの話をすると、「ずっと聞かなかったのもすごいな」と苦笑された。

今振り返ると、どちらが正しいという話ではなかったのだと思う。ただ、お互いが「普通だ」と思っていることほど、早めに言葉にしたほうがいい。

今は、会計の前に「今日はどうする?」と自然に話せる人と付き合っている。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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