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「あんた昨日も愛想が悪かったよね!」身に覚えのない苦情を受けた私。だが、客の思わぬ勘違いとは

  • 2026.9.4
「あんた昨日も愛想が悪かったよね!」身に覚えのない苦情を受けた私。だが、客の思わぬ勘違いとは

かごを置いたお客様から、突然言われた一言

派遣としてスーパーのレジに入るようになって、何か月か経ったころのことです。

その日の私は1番のレジに立っていました。前日は3番のレジを担当していて、1番に入るのはその日が初めてでした。

夕方になると、レジには次々とかごが置かれます。

商品のバーコードを読み取り、袋の有無を確認し、会計をする。その繰り返しで、手を止める余裕もほとんどありません。

そんな中、常連のお客様が私のレジに来られました。横にはお子さんもいます。

かごを台に置いた直後、その方が私の顔を見て言いました。

「あんた昨日も愛想が悪かったよね!2日続けてこのレジでだよ」

突然のことで、私は一瞬言葉に詰まりました。

ただ、後ろにはまだ列が続いています。言い返して話を長くするより、まず事実だけを伝えようと思いました。

「昨日は3番のレジにおりました。こちらの1番には入っていないんです」

すると、その方はすぐに首を横に振りました。

「そんなことないよ。昨日もここに並んだし、あんただった」

愛想が悪いと言われたことより、嘘をついていると思われていることのほうが苦しく感じました。

隣のレジに入った店員を見て、表情が変わった

私はもう一度、「昨日は3番でした」とだけ伝えました。

そのとき、休憩を終えた別の店員が隣の2番レジに入りました。

その店員は私と背格好が近く、髪も同じように後ろでまとめています。同じ制服を着ているので、私自身も遠くから見て一瞬見間違えたことがあるほどでした。

お客様は隣を見たあと、もう一度私を見ました。

それから、二人の顔を何度か見比べます。

「あれ…」

少し間を置いてから、隣の店員を見ながら言いました。

「昨日いたの、この人だったかもしれない」

私はそこで初めて、人違いだった可能性に気づきました。

その方も、本当に私だと思って声をかけたのでしょう。似ている制服姿を見て、記憶の中で同じ人になっていたのかもしれません。

その後は、それ以上の言い合いにはなりませんでした。

会計を終えると、その方は少し気まずそうな表情で商品を受け取りました。

「…ありがとう」

謝罪の言葉はありませんでしたが、最初より声はずっと穏やかでした。

私も「ありがとうございました」と返し、次のお客様のかごを受け取りました。

あの日、強く否定したり、相手の間違いを責めたりしていたら、もっと話がこじれていたかもしれません。

思い込みを解くために必要だったのは、言い返すことではなく、「昨日は3番にいた」という事実を落ち着いて伝えることでした。接客をしていると、こんな小さな行き違いもあるのだと今でも覚えています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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