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「もう少し愛想がよくてもいいのに」赤ちゃんを抱いた叔母の何気ない一言。横で聞いていた私の本音とは

  • 2026.8.19

初めて連れていった親戚の集まり

娘が生まれて数か月たったころ、夫側の親戚が集まる席に初めて連れていった日のことです。

まだ長時間の外出には慣れておらず、私は前の晩から着替えやおむつを何度も確認していました。

当日も娘の機嫌を気にしながら向かったため、親戚の家に着いたころには、それだけで少し疲れていました。

座敷には久しぶりに顔を合わせる親戚たちが集まっていました。

娘を見るなり、「大きくなったね」「可愛いね」と声をかけてもらい、私はようやく肩の力が抜けました。

しばらくすると、おばの一人が近づいてきました。

「ちょっと抱っこさせてもらってもいい?」

娘の機嫌も悪くなさそうだったので、私は「どうぞ」と抱っこを代わりました。

ところが、娘はおばの顔をじっと見たあと、急に口をへの字にして泣き出してしまいました。

「あらあら、泣かれちゃった」

おばは困ったように笑い、すぐに娘を私へ返してくれました。そこまでは私も特に気にしていませんでした。

ですが、おばは続けてこう言ったのです。

「いつもお母さんと二人でいるから、人に慣れてないのかしらね。もう少し愛想がよくてもいいのに」

悪意を込めて言ったというより、思ったことをそのまま口にしたようでした。

それでも私は、少し返事に困ってしまいました。

娘はまだ赤ちゃんです。眠かったり、知らない場所に緊張したり、それだけでも泣くことがあります。

「今日は人が多いから、びっくりしているのかもしれません」

そう言おうとしたのですが、その場の雰囲気を悪くしたくないという気持ちもあり、私は娘をあやしながら曖昧に笑うことしかできませんでした。

「赤ちゃんなんだから、それで普通よ」

すると、近くに座っていた別の年配の親戚が、こちらを見ながら穏やかに言いました。

「まだこんなに小さいんだから、知らない人に抱かれたら泣くこともあるわよ」

そして、私の腕の中にいる娘を見ながら続けました。

「愛想がいいとか悪いとか、今から気にすることじゃないでしょう。お母さんのところに戻って安心したなら、それでいいじゃない」

おばは一瞬きょとんとした顔をしましたが、すぐに「まあ、そうよね」と笑いました。

強く注意したわけでも、誰かを責めたわけでもありません。

ただ、ごく当たり前のことを静かに言ってくれただけでした。

その言葉を聞いて、私は少しだけ気持ちが軽くなりました。

夫も娘の顔をのぞき込み、「今日は知らない人がいっぱいだから疲れたかな」と言いながら、私の代わりにしばらく抱っこしてくれました。

その後は別の話題に移り、座敷にもいつものにぎやかな空気が戻りました。

帰るころには娘もすっかり落ち着き、抱っこひもの中で眠っていました。

赤ちゃんが泣いただけで、親として何か足りないように言われると、ほんの一言でも気になってしまうものです。

だからこそ、あのとき「それで普通よ」と言ってくれた親戚の言葉が、今でも心に残っています。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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