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ヒトづくりとモノづくりづくりの拠点「二輪整備専門スクール」|レッドバロンのヒトづくりモノづくり

  • 2026.9.1

深刻化する整備士不足へ挑むレッドバロンの挑戦。未経験・文系から給与支給&全寮制で最長90日間学べる「二輪整備専門スクール」

整備士不足への挑戦!!未経験者をプロに育てる

絶版車を「5つ星品質」付き中古車として販売するためには未来を見据えた2つの取り組み「ヒトづくりとモノづくり」が必要だった。これらは両輪であるが、まずは「ヒトづくり」から。

もう一般的な社会課題だが、世はまさに「整備士不足」だ。クルマもバイクもトラックも、自動車業界の上から下まで整備士が足りていない。整備士を目指す数少ない若者も整備士学校を卒業していざ就職する段となれば、好きなバイクの整備はあきらめて、より給与や福利厚生のよい四輪業界に流れていってしまう。こんなことが長らく続いていること、販売台数が減っても保有台数はそれほど減っていないこと、バイク自体が高度に電子化して個人販売店では十分な整備ができないことなどもあって、整備の予約に日にちがかかるなどバイク購入後のアフターサービス環境は悪化の一途をたどっている。

こうした整備現場の課題を改善すべく、優秀な若い人材を常に輩出し続けること、しかもバイクいじりが得意な者だけでなく、整備知識がまったくなく文系出身で機械や数字が苦手、整備士資格の勉強もしたことがない、でも「バイクが好きで整備士になりたい」という熱い気持ちを持ち続けている若者に門戸を開いてきたのがレッドバロンだ。

社内研修施設「テクニカルセンター」の敷地内に「二輪整備専門スクール」を開設し、最も難易度が高く時間を要する「人材育成」に取り組んでいる。整備士資格や専門知識がなくても入社でき、給与をもらいながら整備士の勉強ができるという仕組みは、「憧れだけでその道に入りプロを目指せる」というコンセプトを具現化し、スクール出身の整備士(レッドバロンではサービスマンと呼称)から店舗の整備業務を取り仕切る工場長となった者も多数輩出している。

講習は「山手線方式」と呼ばれるカリキュラムで行われ、1日単位で同じ機構に関する座学と実技を行うため、いつ入社・入校・卒業して店舗に配属されることになっても良い仕組みだ。春にならないと新入社員がやってこないという一般的な現場とは違い、必要な店舗になるべく早くフレッシュな即戦力を配置できることは、ユーザーの整備、バイクライフの維持に負担をかけないという点でとても強みがある。

全国から新入社員が集まり住み込みで集中研修最長90日間で知識と技術をセットで習得できる

二輪整備専門スクールの応募条件は「バイクが好き」なこと。整備経験や国家資格の有無は一切問われない。レッドバロンに入社後、社員として講習を受けるので期間中も給与はしっかり支払われる。午前は学科、午後は実技講習を体験する実践的なカリキュラムで研修期間は最長90日間。全寮制なので億劫な通勤もない。集中できる環境でイチからプロのメカニックを目指せるのだ。

研修生の1日の流れ
午前:学科講習→昼休み→午後:実技講習

朝・昼・夜の食事は施設内の食堂でいただくことができる

建屋内には大勢で使用できる自習室もある。室内にはエンジン見本や数多くのバイク雑誌が置かれておりコーヒー片手に会話が弾んでいた

二輪整備専門スクールのあるテクニカルセンターは岡崎市街からクルマで20分ほどの男川沿いに立地。個室の宿舎が用意されており研修期間中はこの地で暮らすことになる

お金ではない!やりがいで選んだ!

高校の機械電子科を卒業した渡口さんは在学中に普通二輪と準中型の免許を取得、レッドバロンに入社した。クルマも好きというが、バイクの整備士を仕事に選んだ理由は?「お金というよりやりがいで選びました。バイクの整備ができてこそ自分の生きる意味があると思っていたので。親も安心してますね」レッドバロンを選んだ理由は?「地元のバイク店の社長に『整備士になるならレッドバロンが一番いいぞ』と勧められて自分で調べて応募しました」二輪整備専門スクールの素晴らしさは遠く鹿児島にまで伝わっていたようだ。

デスクやベッドなど生活に必要な家具が備えつけられた個室の居心地は「とても快適です!」とのこと

研修生の仲間とランチを楽しむ渡口さん。入社して1か月が経ったところだが「整備のことを基礎から楽しく学べているし、未経験でゼロから始める人にもお勧めできると思います」

座学

学科講習は午前中に行われ、バイクの基本的な構造から整備方法までを学習する。ここで学んだ内容に関する実技講習が午後に連動して行われる仕組みだ。また、レッドバロンの一員としてユーザーにサービスを提供するための様々な知識も身につける。

講義の間も各人が実際にキャブレターを触りながらそのメカニズムについて学習していた

メモを取りながら真剣に講義を聞くスクール生。一人ひとりにパソコンが与えられ資料もしっかり読み取れる

実技

実技講習は店舗の工場と同じ設備が整えられた実習棟で行われる。純正パーツが手に入らないような絶版車から最新の電動スポーツバイク(写真)まであらゆるバイクのメカニズムに対応したカリキュラムが用意され、現場の仕事と直結した教育メソッドとなっている

実技講習に使われるヤマハSR400のキックスターター式空冷エンジン。この他にも様々な教材が並ぶ

フロントフォークの分解整備実習の様子。講師は各部の名称と分解手順を丁寧に教えていた

現場の即戦力として店舗へ配属!

バイクの取り回し練習も繰り返し行われる。前進、後進、スラローム、トラックへの積み込み・積み下ろしは現場の即戦力として不可欠な能力だ

店舗と同じ造りのカウンターが設置され、ロールプレイング形式の「接客技術講習」が行われていた。受付から整備内容の説明までを学ぶ

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