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「何回言ったら分かるんや!」子供の走る音を注意された。だが、娘の一言に固めた決意とは

  • 2026.9.2
「何回言ったら分かるんや!」子供の走る音を注意された。だが、娘の一言に固めた決意とは

夕方になると、玄関のドアが鳴った

築年数の古いマンションに、夫と小学校低学年の娘、幼い息子と四人で住んでいたころのことです。上の階の角部屋で日当たりもよく、家族みんな気に入っていました。

ただ、古い建物なので音が響きやすいことは分かっていました。

夕方になると、子どもたちは二人で遊び始めます。最初は座っていても、夢中になると立ち上がり、そのまま走ってしまうことがありました。

そんな日は決まって、玄関のドアを強く叩く音がしました。

開けると、下の階に住む男性が立っています。

「また走ってるやろ。ほんまに響くんやって。何回言ったら分かるんや!」

声には明らかに苛立ちがにじんでいました。

私も反論はできません。

「すみません。本当にすみません。今すぐやめさせます」

「こっちは下におるから、全部聞こえるんやで」

「はい……気をつけます」

ドアを閉めると、今度は子どもたちに言います。

「走らないよ。下のおうちにドンドン聞こえちゃうから」

娘は「ごめんなさい」と座りますが、幼い息子は少しするとまた遊びに夢中になります。

「ほら、また走ってるよ」

何度注意しても、毎日完璧にはいきませんでした。

そのうち、玄関を叩く音がすると、子どもたちが遊びをやめて部屋の奥でじっとするようになりました。

ある日、娘が小さな声で聞いてきました。

「また、下のおじさん?」

その言い方を聞いたとき、このままではいけないと思いました。

苦情をやめてほしいわけではなかった

私は大家さんに相談しました。

「音のことはこちらが悪いと思っています。もっと気をつけます。ただ、毎回ドアを直接叩かれると、子どもたちがかなり怖がっていて……」

大家さんは少し考えてから、「分かりました。一度、私からも話してみます」と言ってくれました。

次の週、大家さんが間に入り、下の階の男性とも話す機会がありました。

私は最初に頭を下げました。

「うるさくしてしまっていることは、本当に申し訳ないです」

男性も少し困ったような顔で言いました。

「いや、こっちもな……何回も続くと、つい腹立ってしもうて」

「それは分かります。ただ、玄関を強く叩かれると子どもが怖がるので、これから気になることがあったら、大家さんに連絡してもらえませんか」

少し間があって、男性は「まあ、それでええなら」とうなずきました。

大家さんも、「そのほうが私も状況を把握できますから」と言ってくれました。

音への対策も、家でできることから始めた

もちろん、伝え方だけ変えてもらって終わりにはしませんでした。

その日のうちに厚手のマットを敷き、子どもたちとも改めて話しました。

「おうちの中では歩こうね。遊びたくなったら、走るのは外でね」

娘は「分かった」とうなずき、息子も姉のまねをして「あるく」と言いました。

数日後、大家さんから電話がありました。

「下の方から連絡がありましたよ。『前よりだいぶ静かになった』って」

思わず肩の力が抜けました。

夫に伝えると、夫もマットを見ながら言いました。

「よかったな。これなら少し安心できるな」

もちろん、それですべての生活音がなくなったわけではありません。子どもが思わず走ってしまい、大家さんを通して連絡をもらうこともありました。

それでも、玄関を突然強く叩かれることはなくなりました。

下の階の方が困っていたことも事実ですし、私たちが気をつける必要があったことも変わりません。

ただ、苦情の伝え方を変えてもらい、こちらもできる対策をしたことで、お互いが少し落ち着いて暮らせるようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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