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19年前、ドラマの共演で出会い→夫婦に。美人妻の大ファンだったイケメン俳優、2人の歩みとは

  • 2026.9.13
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2011年5月、舞台「ロイヤルホ☆ト」の初日で取材に応じる天野浩成(C)SANKEI

雛形あきこの写真集やテレホンカードを集め、等身大パネルまで手に入れる。そんな熱心なファンのひとりが、夫で俳優の天野浩成だ。ふたりが出会ったのは、2007年のドラマ『愛のうた!』(TBS系)。共演から始まった歩みをたどると、妻のグッズに夢中になる夫の、もうひとつの顔が見えてくる。名字を選ぶ時も、仕事を進める時も、細かなところで力を発揮してきた人なのだ。

近所で会う時間が重なって

『愛のうた!』で雛形が演じたのは、結婚した相手を亡くし、血のつながらない子どもたちと家族になっていく亜紀。後に夫となる天野は、亜紀の高校時代の同級生である蒔田を演じた。

撮影を終えてから家が近いことがわかり、空いている時間にランチをするようになった。近所で一緒にご飯を食べる機会を重ね、ふたりは2013年に結婚する。

共演した作品の名前には華やかさがあるけれど、その後の時間をつないだのがランチというのがいい。仕事が終わっても会う相手になり、やがて家族になる。食事を重ねたという小さな具体が、ふたりのなれそめをぐっと身近にしてくれる。

名字を決めたのは手続きの数

結婚にあたり、天野が選んだのは雛形姓だった。決め手になったのは、名義を変える手続きの少なさ。雛形には家や車の契約があり、天野のほうが変更するものが少なかった。そこで、手続きの負担が小さい側が姓を変えることになった。

夫婦の名字という大きな選択を、自分たちが済ませる作業にまで落として考える。その実用的な決め方が、なんとも軽やかだ。暮らしに合わせて選ぶということが、ここではとてもわかりやすい。

天野は家庭でも、洗濯や契約に関わる細かな作業を担ってきた。洗濯では生地に合わせて洗剤を選び、使うネットや干す時のハンガーにも気を配る。料理を担う雛形と、違う持ち場を受け持ってきた。

服を洗うにも、食事を作るにも、それぞれに手順がある。その違う手順を、得意なほうが引き受けている。同じことを同じようにできなくても、ふたりで暮らしを進められる。名字を選んだ時の柔軟さは、この組み合わせにも感じられる。

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1994年11月、ドラマの収録で16歳で初ウエディング姿を披露した雛形あきこ(C)SANKEI

等身大の妻まで集めたい

そんな天野が、結婚後に集めるようになったのが雛形のグッズだ。写真集に雑誌の切り抜き、テレホンカード。さらに等身大パネルまで、ネットオークションなどで探してきた。

世の中に出た写真集やグッズを集めるのだから、夫でありながら、芸能人・雛形あきこのファンでもある。その対象がすぐそばにいるという近さが、ちょっと楽しい。ひとりの人を、妻としても、写真集の中のスターとしても見ているのだ。

しかも、集めるものの大きさはテレホンカードから等身大まで幅広い。小さな紙片も、場所を取るパネルも、同じコレクションに入っている。並ぶ品々から伝わってくるのは、雛形のいろいろな姿を手元に置いておく楽しさだ。

妻の仕事は、家に持ち帰れる作品やグッズにもなる。天野の収集には、一緒に暮らす相手の活躍を、ファンとして楽しむ余地がある。

ふたりで仕事を動かす側へ

娘が大学を卒業した2024年、ふたりは会社を始めた。家庭の節目とともに、それぞれの俳優活動を支える仕事も、一緒に進めるようになったのだ。

独立後、雛形は社長となり、天野も同じ事務所に所属した。仕事を受けるかどうかといった大きな判断は雛形が担い、ギャラ交渉などの細かなやりとりには天野が力を貸してきた。

グッズを集める時にはファンの顔を見せ、仕事の条件を詰める時には実務を担う。天野の二つの顔が並ぶと、その頼もしさが見えてくる。雛形も仕事の判断を引き受ける側に立ち、ふたりで役割を分けている。

好きな人とできることを持ち寄って

近所のランチから始まり、雛形姓を選び、暮らしの作業を分け、会社を始める。雛形と天野の夫婦物語には、その時々の生活に合うやり方を選んできた跡がある。

グッズ集めには、思わず頬がゆるむ。けれど、契約や仕事の交渉まで含めて見ると、その夫婦像には頼もしい厚みが出てくる。好きな人のファンでいることと、同じ暮らしを動かすこと。ふたりの間では、その両方が隣り合っている。


※記事は執筆時点の情報です

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