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厚労省が謝罪・中止決定 「ママがもうこの世界にいなくても」ポスター問題 AYA世代支援の配慮不足認める

  • 2026.8.24

「当事者への配慮に欠けておりました」 厚労省が公式Xで謝罪

厚生労働省の公式X(@MHLWitter)より
厚生労働省の公式X(@MHLWitter)より

厚生労働省は2026年8月24日(月)、公式X(旧Twitter)を更新し、映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』とのタイアップによるがん支援制度の啓発活動について、タイアップの中止と謝罪を発表しました。がん患者やその家族から「無神経では?」「配慮が足りない」といった意見が相次いでいたことを受けた対応です。

厚生労働省は公式X(@MHLWitter)にて、「映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』とのタイアップにつきまして、がんと向き合っておられる患者の皆様やご家族等の皆様に不快な思いやご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪の意を表明しました。

ポスター公開直後からSNS上では、AYA世代(15~39歳)のがん患者やサバイバー、医療従事者から「病院で目に入ると精神的につらい」「当事者の気持ちに対する配慮が欠けているのではないか」といった切実な声が多く寄せられていました。

タイアップは「中止」 ポスター回収とSNS投稿の削除へ

厚生労働省の公式X(@MHLWitter)より
厚生労働省の公式X(@MHLWitter)より

厚労省は続けて、「また、タイアップポスターの病院等への掲示や、タイアップにより制度周知を行うことなどについて、当事者の皆様への配慮に欠けておりました。つきましては本タイアップにつきましては中止いたします」と説明しました。

今後の具体的な対応として、「送付済みのポスターは回収し、掲出を中止するとともに、特設ページやSNS投稿等は削除いたします。今後は様々な立場の方々への配慮を徹底し、このような事態が発生しないよう努めてまいります」と表明しています。

指摘を受けてから迅速なタイアップ中止と回収の決断を下した形となりました。

本来必要な支援を適切に届けるために… 今後の課題と期待

今回の啓発活動の根底にあった「AYA世代のがん患者や家族に向けた支援制度の周知」自体は、当事者にとっても極めて重要な取り組みです。

多くの意見が寄せていたのは映画作品や制度そのものへの批判ではなく、「当事者が傷つくことのない適切な伝え方や掲示場所への配慮」でした。

厚労省が反省と再発防止を掲げた今、情報が必要な人々の心に優しく寄り添い、安心して受け取れる形での制度周知が改めて期待されています。

(LASISA編集部)

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