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個室の前で背を向けた友人から届いた、「聞いていた話と違うよね」の1通

  • 2026.8.24
ハウコレ

乾杯を待つ個室で、私のスマホが一度だけ短く震えました。

断れないまま引き受けた幹事

職場の先輩から、合コンの幹事を頼まれました。断れないまま引き受けましたが、女性の参加者が集まりません。あと1人足りず、学生時代からの友人を思い浮かべました。

彼女には彼氏がいて、合コンだと正直に書けば断られることは分かっていました。それでも人数を優先し、私はメッセージを送りました。

「久しぶりに女子会しない?」

参加の返事が届いたあとも、私は嘘を訂正せずに当日を迎えました。

チャットで認めた嘘

案内されて来た友人は、個室の中を見ると、席に着かずに戻っていきました。立ち上がるより先に、通知が届きました。

「聞いていた話と違うよね」

言い逃れはできませんでした。

「女性が集まらなくて。合コンだと言ったら、来てくれないと思った」

職場で頼まれた合コンだったことも、続けて送りました。

「彼氏がいるの、知ってるよね」

その問いには、「知ってた。ごめん」とだけ返しました。既読がついたまま、返事は来ませんでした。追いかけて謝っても、人数のために戻ってほしいと言っているだけだと分かっていました。

送るまでに数日かかった謝罪

帰宅後、謝罪のメッセージを書きました。しかし、仕方がなかったという内容になり、送るのをやめました。

数日かけて言い訳を削り、職場の先輩から幹事を頼まれたこと、断られるのが怖くて女子会と書いたことだけを残しました。

「あなたがいれば、場が持つと思った。ごめんね」

彼女なら断らないと、勝手に決めつけていたことも認めました。自分が困らないために、友人へ断る機会を与えなかったのです。

そして...

友人からは、怒っていることと、それでも直接話を聞きたいという返事が届きました。

カフェの予約では、人数の欄へ「2」と入力しました。

当日は入り口の近くで友人を待ち、顔を見ると先に伝えました。

「今日は本当に2人だけだから」

友人はうなずき、席の周りへ視線を巡らせてから腰を下ろしました。その意味を、私は何も聞かずに受け止めました。

(20代女性・販売職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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