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3年ぶりの友人へ近況を言えず、数日後に送れた短いメッセージ

  • 2026.8.22
ハウコレ

久しぶりに会った友人は、仕事や引っ越しの話を聞かせてくれました。半年前に退職し、就職活動もうまくいっていない私は、自分の近況を話せず、相づちとスマホで会話をやり過ごしました。

すぐに返せなかった誘い

友人から誘いが届いたとき、私はすぐに返事ができませんでした。会いたい気持ちはありましたが、半年前に仕事を辞めてから、近況を聞かれることを避けるようになっていました。

求人サイトを開いては閉じる日が続き、面接まで進んだ会社からも不採用の連絡が届いていました。学生時代には働きたい職種について話し、履歴書用の写真を見せて笑い合った友人です。だからこそ、退職後の半年をどう説明すればよいのか分かりませんでした。

会えば仕事の話になるかもしれない。迷った末、私は短い返事だけを送りました。

話せなかった自分の近況

カフェで会った友人は、「久しぶりだね。全然変わってないね」と言いました。私は「そうかな」と返しました。変わっていないのは見た目だけで、3年前の自分とは違うと思っていたからです。

友人は仕事や引っ越し、共通の友人の結婚について話しました。私は相づちを打ちながら、「今どうしてるの」と聞かれたときの答えを探していました。仕事を辞めたと伝えたら理由を聞かれる。求職中だと話したら励まされる。そのどちらにも向き合う準備ができていませんでした。

話を振られないようにスマホを裏返し、窓のほうを見る回数も増えました。友人が話題を足すほど、自分が避けていることにも気づきます。それでも、退職したことも、不採用が続いていることも言えませんでした。

疲れたふりで店を出た私

会計の列で、友人から「どうかした?」と聞かれました。本当のことを話すなら、その場しかありませんでした。それでも私が答えたのは、「ごめん、ちょっと疲れてて」という言い訳です。

仕事を辞めた自分を知られ、気を使われることが怖かったのです。友人は私を責めていません。順調に働く彼女と自分を比べ、勝手に話せなくなっていました。

会計を終えると、私は友人より先に店を出ました。駅とは反対の道を選び、そのまま歩きました。説明を避けた結果、友人に何が悪かったのかを考えさせました。

そして...

帰宅後、私は謝罪のメッセージを書いては消しました。仕事について触れると、途中で文章を閉じてしまいます。数日後に送ることができたのは、「この間はごめんね。うまく話せなくて」という短い内容だけでした。

友人の返信には、学生時代に行きたいと言っていた定食屋の名前が添えられていました。私は「行きたい」と、今度は迷わず返しました。

定食屋の名前を確認したあと、閉じたままだった求人サイトをもう一度開きました。次に会うとき、仕事のことまで話せるかはまだ分かりません。それでも、疲れたふりだけを残して帰ることはやめたいと思っています。

(30代女性・求職中)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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