1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「なんでデートの時いつも右側歩くの?」夜中のメッセージに返ってきた、ぽつりとした一言

「なんでデートの時いつも右側歩くの?」夜中のメッセージに返ってきた、ぽつりとした一言

  • 2026.5.5
ハウコレ

付き合って半年の彼氏には、ちょっと不思議な癖があります。ずっと気になっていたそれを、ある夜の何気ないメッセージのやり取りの中で、思いきって聞いてみたのです。

気づけばいつも、私の左を歩いていた

彼と歩いていると、いつの間にか私は左側、彼は右側にいます。最初は偶然かと思っていたのですが、何度デートを重ねても同じ。お店から出たあとも、駅から向かう時も、必ず彼が私の右側に来るのです。こちらが意識して左に回り込もうとすると、彼もすっと右に移動する。気のせいじゃないなと思ったのは、同じ道を3回続けて歩いた時でした。

細かい人なのか、何かこだわりがあるのか。直接聞くほどのことでもない気がして、ずっとそのままにしていたのです。

夜の雑談で、ふと送ってみた

私たちは毎晩、寝る前に他愛ない雑談のメッセージを交わします。その日の出来事とか、明日の予定とか、そんな程度の。ベッドに入って天井を見つめていたら、ふと彼のあの癖のことが頭をよぎりました。指が勝手に動いて、私は短くこう送ったのです。

「なんでデートの時いつも右側歩くの?」

送ったあと、少しドキッとしました。深い意味はなかったのですが、夜中のメッセージで聞くには、ほんの少し踏み込んだ質問だった気もしたのです。

「手が繋ぎやすい」

返信は、思ったよりすぐに来ました。「車道側にいたいから」。男らしい理由だな、と最初は素直に受け取ったのです。車が走る方に自分が立って、私を守るつもりでいる。優しい人だなと、胸があたたかくなりかけました。

けれど、今日までに歩いた道を記憶の中でたどるうちに、気になることを思い出しました。商店街も、駅前の大通りも、私たちから見て車道は左側だったはず。気がついたら私は「左側が車道の時も右にいるけど?」と返信していました。

既読がついてから、しばらく返信が来ませんでした。画面を見つめたまま待っていると、ぽつりと届いたのです。「…手が繋ぎやすい」

そして…

私はどう返せばいいかわからず、「そっか」とだけ送りました。続けて何か打とうとしたのですが、指が動かなかったのです。スマホを胸のあたりに置いたまま、天井を見上げていました。

車道側という格好いい理由を先に打ち込んで、追及されて本音をこぼした。不器用な理由を隠すために、もっと格好いい理由を先に送ってしまう人。そのぎこちなさまで含めて、この人のことを前より少し好きになった夜だったのです。

(20代女性・看護師)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる