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保冷剤を当てる位置で効果が変わる? 元消防官が教える熱中症時の正しい冷やし方

  • 2026.8.20

最高気温40度以上の『酷暑』となる日も珍しくなくなった2026年8月20日現在。

強い日差しが照りつける屋外だけでなく、室内でも熱中症になるケースがあります。

では、身近な人が熱中症になった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

grape編集部は、東京消防庁で消防官として38年間勤務し、特別救助隊員や救助隊長を務めた幾田雅明さんに取材。

熱中症になった人への適切な応急処置を教えてもらいました。

幾田雅明さん(撮影:grape編集部)

元救助隊長が直伝!熱中症の人に取るべき適切な応急処置

幾田さんによると、熱中症が疑われる人を見つけた際、まず確認したいのが『意識の状態』です。

以下の項目に1つでも当てはまる場合は「迷わずすぐに119番通報をして、救急車を呼ぶべき」と指摘します。

・意識がない

・返事がおかしい

・ぐったりしていて反応が薄い

・自力で水が飲めない

・身体が痙攣(けいれん)を起こしている

意識がある場合に取るべき応急処置の4ステップ

一方で、熱中症が疑われる人に意識があり、自力で水を飲めるような場合は、その場でできる応急処置があります。

幾田さんに、手順を4つのステップに分けて教えてもらいました。

1.涼しい場所へ移動させる

まず行いたいのが、涼しい場所への移動です。

エアコンの効いた室内や、風通しのよい日陰などで休ませましょう。

※写真はイメージ(撮影:grape編集部)

2.服をゆるめて身体を冷やす

涼しい場所へ移動したら、身につけている衣服をゆるめます。

シャツのボタンやベルト、靴下などを外し、身体から熱が逃げやすい状態にしましょう。

その後は、首の回りや脇の下、太もものつけ根を冷やします。

タオルを巻いた保冷剤や氷のう、冷えたペットボトルなどを当てるとよいでしょう。

※写真はイメージ(撮影:grape編集部)

幾田さんによると、「この身体の3か所には太い血管が通っているため、効率よく体温を下げられる」と言います。

皮膚に水を吹きかけて、うちわや扇風機で風を送るのも効果的です。

※写真はイメージ(撮影:grape編集部)

3.水分・塩分を補給する

身体を冷やした後は、水分と塩分を補給しましょう。

経口補水液『OS-1』やスポーツドリンクなどが適しています。

4.足を高くして寝かせる

涼しい場所で安静にしている際は、足を高くして寝かせることも重要です。

15~30cmほど高くして寝かせると、脳や心臓への血流を保ちやすくなります。

※写真はイメージ(撮影:grape編集部)

酷暑が続く夏、熱中症の正しい対処法を知っておこう

災害ともいえるような暑さが続く、近年の夏。

自分自身だけでなく、家族や友人、職場の同僚など、身近な人が突然熱中症になる可能性もあります。

『もしも』に備えて、正しい応急処置を知っておけば、いざという時に大切な人を助ける一助になるかもしれません。

[文・構成・取材/grape編集部 しぶちゃん]

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