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「夜、うちの音も聞こえてますか?」隣室の生活音に悩んでいた私。だが、廊下での一言にハッとしたワケ

  • 2026.8.14
「夜、うちの音も聞こえてますか?」隣室の生活音に悩んでいた私。だが、廊下での一言にハッとしたワケ

子どもを寝かせたあと、壁の向こうから聞こえる音

子どもを寝かしつけたあとの夜は、なるべく静かに過ごすようにしていました。

ようやく眠ったと思ったところで起こしてしまうと、また一から寝かしつけです。

妻と話すときも声を落とし、テレビの音量も小さめにしていました。

ところが、ある時期から隣の部屋の生活音が気になるようになりました。

夜になると壁の向こうから子どもの声が聞こえたり、何かが壁に当たったような「ドン」という音がしたりします。

「今日も結構聞こえるね」

妻が小声で言いました。

激しい騒音というほどではありません。

ただ、子どもを寝かせた直後だったこともあり、一度気になり始めると、小さな音にも反応してしまいます。

「管理会社に相談するほどではないと思うけど……」

妻も迷っている様子でした。

私も同じ気持ちでした。隣の方とは、廊下ですれ違えば挨拶をする程度の関係です。こちらからいきなり苦情を入れるのも気が引けました。

それに、わが家にも小さな子どもがいます。

朝は支度の途中で走ってしまうことがありますし、おもちゃを床に落とすこともあります。

「うちだって、向こうには聞こえてるかもしれないよね」

そう言いながら、その日は何もせず様子を見ることにしました。

とはいえ、夜になるとまた壁の向こうの音が聞こえます。責めたいわけではないのに、子どもが起きないかと思うと、どうしても気になってしまいました。

隣人から先に出た、意外なひと言

それから数日後の休日、エントランスで隣の部屋の方と顔を合わせました。

いつものように挨拶をして通り過ぎようとすると、相手が少し申し訳なさそうに声をかけてきました。

「夜、うちの音って聞こえてますか?」

私は一瞬、返事に迷いました。

すると相手は続けました。

「最近、子どもが寝る前になると興奮してしまって。壁を叩いたり、おもちゃを落としたりすることがあって……なるべく止めているんですけど」

やはり、こちらに聞こえていた音の一部は隣の子どものものだったようです。

私は正直に、夜に少し音が聞こえることがあると伝えました。ただし、こちらにも子どもがいることも付け加えました。

「うちも朝なんかは結構バタバタしてると思います。逆に、うちの音は大丈夫ですか?」

すると相手は苦笑しながら言いました。

「聞こえることはあります。でも子どもがいると、なかなか完全には静かにできないですよね」

そこで初めて、お互いが相手の生活音を少なからず気にしていたことが分かりました。

「夜はもう少し気をつけます」

「うちも朝、なるべく走らせないようにします」

そんな短いやり取りをして、その日は別れました。

それ以降、隣から音がまったく聞こえなくなったわけではありません。ただ、以前より夜の音は少なくなり、こちらも朝の物音を意識するようになりました。

顔の見えない生活音は、どうしても「迷惑な音」として受け取ってしまいがちです。

けれど一度言葉を交わしたことで、お互い同じように気をつけながら暮らしているのだと分かりました。

今でも多少の生活音は聞こえます。それでも以前ほど身構えることはありません。苦情になる前に、偶然でも話す機会があってよかったと思っています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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