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「男は日傘なんてささないでしょ」と返した彼の家で、私が見つけたもの

  • 2026.8.11
ハウコレ

先にベンチを指さしたのは、日傘を笑った彼のほうでした。帰り道、私は傘を彼のほうへ傾けました。そこで聞いた一言に、彼の本音が表れていました。

「大げさじゃない?」から始まった

彼とはよくメッセージでたわいのない話をします。真夏のデートの予定を決めていて、私が「日傘を持っていくね」と送ると、返ってきたのは「日傘とか、大げさじゃない?」という一言でした。「日焼けだけじゃなくて、暑さ対策にもなるんだよ」と説明しても、彼は「男は日傘なんてささないでしょ」と譲りません。画面の向こうの得意げな顔が浮かんで、私はそれ以上送るのをやめました。

先にベンチを指さしたのは

当日は、歩道の白線がまぶしく見えるほどの晴天でした。私は日傘の下、彼はむき出しの日差しの中を並んで歩きます。公園に着く頃には彼の歩く速度が落ち、「ちょっと休まない?」と日陰のベンチを指さしました。自動販売機で水を買って、2人で並んで座りました。

「入る?」の距離

帰り道、また日差しの下へ出る前に、私は少し迷ってから日傘を彼の側に傾けました。「だから言ったのに」と返したい気持ちも、半分ありました。「入る?」と聞くと、少し間があってから「ちょっとだけ」。しばらくして、彼がぽつりと言いました。「あれ、けっこう涼しいんだな」。勝ち誇る代わりに、彼のペットボトルをひとくちもらいました。

そして...

数日後、彼の家に寄って見つけたのが、玄関のあの黒い日傘でした。からかったことへの一言くらいあってもいいのにと、正直少し思いました。それでも次のデートの待ち合わせで、彼は当たり前のようにそれを開きました。歩道に日傘が2本並ぶ光景を、今は悪くないと思っています。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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