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嫁の食べ方を注意し続けた私→「渡し箸」の指摘で気づいた姑の口調

  • 2026.8.5
ハウコレ

嫁の食べ方を直すのは、家に迎えた私の役目だと思っていました。

帰省の食卓で「それ、渡し箸っていうんですよ」と指摘され、箸を箸置きへ戻したとき、私が引き継いでいたものに気づきました。

注意するのが親切だと思っていた

息子が連れてきた嫁は、感じのいい人でした。ただ、食卓に着くと器の持ち方や箸先が目につきました。

「お茶碗は左側に置くのよ」「そのお箸の持ち方、直したほうがいいわよ」親戚の前で困るのは本人だから、家で先に教えたほうがいいと考えていました。家に迎えた私が伝えることも、親切のうちだと信じていました。

姑が私に向けていた言葉

私が嫁いだ頃、姑は食卓で私の手元を何度も直しました。器の角度、箸の先、料理を口へ運ぶ動きまで注意され、この家の味を覚える余裕はありませんでした。

私が先に教えておけば、親戚の前で注意されずに済むと思っていました。けれど実際には、私が姑からされたことを、嫁へ繰り返していただけでした。嫁が食卓で以前より口数を減らしていることには気づいていましたが、作法へ集中しているのだろうと考えていました。

箸を箸置きへ戻した食卓

次の帰省で、嫁は以前より落ち着いて箸を動かしていました。私が箸を器の上へ横に置くと、嫁が湯のみを置きました。

「それ、渡し箸っていうんですよ」

自分の箸先を見てから、嫁の顔へ目を向けました。「あなた、どこで習ったの」と聞くと、「教室に通ったんです。徹底的にやろうと思って」と返ってきました。

私は箸を箸置きへ戻しました。私の注意が、嫁を教室へ通わせるほど重かったのだと分かりました。

そして...

食後の台所で、私は嫁に言いました。

「私も、姑にずっと言われてきたのよ」

口にしながら、私は作法だけでなく、姑の口調まで引き継いでいたことに気づきました。

次の帰省では、嫁の手元へ口を出す前に、自分の箸がどこにあるかを見るつもりです。それだけで、食卓の雰囲気が良くなるとは思っていません。器の上へ箸を置きそうになったら、嫁が指した箸置きを思い出そうと考えています。

(60代女性・主婦)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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