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「おばちゃんばっかり洗濯してるね」座って笑う家族と、家政婦状態の私。姪の鋭い指摘に、胸がざわつく

  • 2026.5.11

今回は、友人Aに聞いた、実家での家事の偏りに気づいた話です。
何気ない姪の一言で、当たり前だと思っていた役割に違和感が生まれました。
その場の空気が変わったあと、家族の関係はどうなったのでしょうか。

画像: ftnews.jp
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空気が止まる一言

「Aちゃんばっかり洗濯してるね」
姪の何気ない一言で、その場の空気が一瞬止まりました。

離婚後、Aは娘と実家に身を寄せて暮らしています。
日頃の感謝もあり、買い物や家事はできるだけ自分から引き受けるようにしていました。
しかし、その「善意」がいつの間にか、周囲にとっても自分にとっても、あって当たり前の「風景」のようになっていたのです。

増える家事

姉や弟家族が帰省してきた日、家の中は一気ににぎやかになりました。
その分、洗濯物の量も一気に増えます。
朝から何度も洗濯機を回し、干して、また回していきます。
その合間に台所に立ち、食事の準備や後片付けを進めていきました。

誰も立ち上がる様子はなく、手を動かしているのはAだけ。
リビングでは笑い声が続き、楽しそうな空気があふれています。

Aはその様子を横目に見ながら、動き続けていました。
両親や姉弟、子どもたちから次々と声をかけられ、座る暇さえなかったのです。

気づいた現実

娘に「おもちゃ出して」と呼ばれ、「この洗濯物を干し終わったらね」と返します。
それでもまた呼ばれ、振り返る余裕もないまま作業を続けていました。
そのとき、そばにいた姪がぽつりとつぶやいたのです。

「Aちゃんばっかり洗濯してるね」
誰かを責めるような言い方ではありませんでした。
それでも、その一言でそれまで気づかなかった違いが、一気に目に入ってきました。

気づけば、Aは朝からずっと動き続けていて、ほかの人は座って話をしている。
「実家の居心地の良さ」の裏側に、誰かの過剰な負担が隠れている現実が、はっきりと形になって見えた瞬間でした。

少しの変化

しばらくして、姉が「ごめん、任せきりだったね」と小さくつぶやきました。
それをきっかけに、弟も立ち上がり、自然と手を動かし始めます。

実家に帰ると、どうしても子どもの頃の感覚に戻ってしまうものです。
「言わなくてもわかってほしい」と抱え込んでいた自分の甘えと、「実家だから甘えても大丈夫だろう」という家族の無意識。
どちらも悪意があったわけではないのだと、後になって腑に落ちました。

それ以来、帰省のときにはみんなで声をかけ合いながら動くようになりました。
Aもまた、ひとりで抱え込まず頼ることを意識するようになっています。

少しのきっかけで見えた距離感は、今では心地よいものに変わりました。
姉弟の帰省を以前よりも穏やかな気持ちで迎えられるようになった出来事です。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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