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「喫煙所ありますか?」お盆のガソリンスタンドで…店員が遭遇した“危険行為”に「こんなことする人がいるとは…」

  • 2026.8.25
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

みなさん、こんにちは。元ガソリンスタンド店員でWebライターのハンダ タクロウです。

ガソリンスタンドでは、給油中だけでなく、敷地内での火気の使用を避けることが大切です。これは店舗が独自に決めているルールというわけではありません。ガソリンを扱う場所では、火や火花が思わぬ事故につながる可能性があるためです。

ガソリンは非常に引火しやすく、火気が近くにあれば火災につながる危険があります。私自身、ガソリンスタンドで働いていた頃に、「まさか、こんなことする人がいるとは…」と思った危険な場面に遭遇したことがあります。

今回は、お盆の時期に実際あった出来事をもとに、ガソリンスタンドでなぜ火気が厳禁なのか、そして給油時に注意したい危険行為について紹介します。

お盆のガソリンスタンドは、普段以上に慌ただしい

お盆休みに入ると、帰省や旅行で車を使う人が一気に増えます。私が勤務していた店舗でも、この時期は朝から給油を待つお客様が多く、洗車やタイヤの空気圧チェックを希望される方も少なくありませんでした

スタッフもそれぞれ担当を分けて対応していましたが、普段より多くのお客様が来店するため、店内や給油スペースはいつも以上に慌ただしい雰囲気でした。私自身も外で車の誘導をしながら、次々と入ってくる車の対応をしていました。

お盆期間のある日、店内から給油レーンの監視をしていた店長が、お客様から「喫煙所ありますか?」と尋ねられました。

当時は、喫煙に対する考え方の変化などから、以前設置されていた喫煙所も撤去されていました。そのため、店内で喫煙できる場所がありませんでした。

店長はそのお客様に「喫煙所がないため、喫煙する場合は敷地の外でお願いします」と案内。その方は店内に喫煙所があると思っていたのか、タバコをくわえたまま店内から出ました。

その直後、その方は敷地内を歩きながら、ライターを取り出して火をつけようとしたのです。

私は慌てて制止しました。店内からも、店長の大きな声が聞こえてきました。

お盆で多くのお客様が行き交うなか、ガソリンスタンドの敷地内で火気が使われようとしていることに、現場が一気に緊張したのを覚えています。

なぜガソリンスタンドでは「火気厳禁」なのか

ガソリンスタンドで火気の使用が禁止されているのは、単なる店舗のルールやマナーではありません。ガソリンは非常に引火しやすく、液体から発生する蒸気にも注意が必要です。

ガソリンの蒸気は空気より重いため、地面付近にたまりやすい性質があります。そのため、離れた場所にある火気でも、ガソリンの蒸気に引火する危険があります。タバコやライターの火だけでなく、静電気など火花を発生させるものにも注意が必要です。

消防庁も、ガソリンスタンドでの給油時には、ライターやタバコなどの火気を使用しないよう注意を呼び掛けています。また、セルフスタンドでは静電気による火災にも注意が必要とされており、給油前には静電気除去シートに触れることが案内されています。

ガソリンスタンドは消防法上の「給油取扱所」にあたり、「危険物の規制に関する政令」によって位置や構造、設備などに関する基準だけでなく、施設内での火気の使用も明確に禁止されています。つまり、火気厳禁というのは「お店から注意されたから守る」という程度の話ではなく、危険物を扱う施設だからこそ必要な安全対策なのです。

今回のように、ガソリンスタンドの敷地内でタバコに火をつける行為は、周囲の人や車にも影響する可能性があります。給油や洗車などで訪れた際は、施設内ではタバコやライターなどの火気を使用しないようにしましょう。

参考:「危険物施設等における危険物の貯蔵及び取り扱いの技術上の基準」(消防庁)

※タバコは20歳になってから


ライター:ハンダ タクロウ
ガソリンスタンド勤務を経験後、職業訓練校で自動車整備士資格を取得。その後も自動車業界に従事する傍ら、副業でWebライターとして活動。自動車業界の経験をもとに、カーライフやアウトドアなどを中心とした記事を執筆中。危険物取扱者乙種第4類、自動車整備士資格保有。


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