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元ミス立教アナウンサーと結ばれた【戦隊ヒーロー俳優】意外な「婚活」役者歴とは

  • 2026.8.14
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2019年2月、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』制作発表に出席した岸田タツヤ(C)SANKEI

2024年8月8日、午前8時8分。俳優の岸田タツヤとフリーアナウンサーの高木由梨奈が、双方のSNSで結婚を発表した。「8」が並ぶ時刻に届けた連名の文書には、手を取り合い、幸せを広げ、時に助け合いながら、温かい家庭を築いていきたいという言葉があった。

その報告からさかのぼること15年。17歳で俳優デビューした岸田は、寡黙な黒の戦隊ヒーローで存在感を示し、結婚相談所を舞台にした映画、婚活番組の形を借りたミステリーへと出演の幅を広げてきた。

まっすぐなヒーロー作品から、人間の思惑が交差する婚活作品まで。岸田の15年には、ひとつの顔に収まらない俳優の歩みが刻まれている。

17歳から積み上げた映像の現場

岸田は高校生の頃から広告モデルやCMに出演し、2009年に17歳で俳優デビューした。映画やドラマで経験を重ね、20代後半に入った2019年、大きな役と出会う。

テレビ朝日系特撮ドラマ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のバンバ/リュウソウブラック役だ。バンバは高い攻撃力と豊富な戦闘経験を持つ「威風の騎士」。寡黙で無愛想、年長者でありながらまとめ役は得意ではない。それでも弟のトワ(小原唯和)を誰より大切にし、仲間同士のけんかには本気で割って入る。

愛想のよさで輪の中心に立つタイプではなく、必要な瞬間に動いて背中を見せる。岸田の落ち着いた佇まいは、そんなバンバの不器用な頼もしさによくなじんだ。

黒のスーツに包まれた強さと、弟や仲間を放っておけない人間味。その両方を備えた岸田は「タツ兄」と親しまれる俳優になった。

結婚相談所から婚活ミステリーへ

リュウソウブラックで広く知られた後も、岸田は作品ごとに異なる場所へ身を置いた。2022年公開の映画『マリッジカウンセラー』では、大谷貴洋役を演じている。

舞台は結婚相談所「とわえもわ」。不動産会社から出向してきた赤羽昭雄(渡辺いっけい)と、会員の幸せを願う仲人・時田結衣(松本若菜)が、価値観の違いにぶつかりながら相談者たちと向き合う物語だ。結婚を華やかなゴールとして飾るのではなく、事情も理想も違う人々が「ご縁」をたぐり寄せようとする姿を、笑いと戸惑いの中に描いた。

翌2023年には、テレビ朝日系『意味が分かると怖い 配信停止になった婚活ドキュメンタリー』に出演した。婚活密着企画「ナミの婚活ダイアリー」の映像を見直すにつれ、出演女性の別の顔と事件の真相が浮かび上がる全6話の考察ミステリーである。

同じ「婚活」を扱いながら、片方は人の縁を支えるハートフルコメディ、もう片方は映像の違和感を拾う恐怖の物語。岸田の出演歴に並んだ2作品は、題材の振れ幅まで鮮やかだった。

ヒーローとして怪物と戦った俳優が、今度は結婚相談所の群像劇と、婚活の裏側を暴くミステリーに立つ。岸田は作品の色が変わるたび、その世界に必要な距離感を探ってきた。

「8」が並ぶ朝に届いた報告

そして2024年、岸田は高木との結婚を発表した。高木は2018年度のミス立教大学グランプリに選ばれ、学生キャスターを経て活動してきたフリーアナウンサーだ。発表は8月8日の午前8時8分。文面は飾りすぎず、支えてきた人々への感謝と、これからの暮らしへの思いを率直につづっていた。

17歳で飛び込んだ映像の世界で、岸田は黒の騎士となり、結婚相談所の作品に出演、婚活ドキュメンタリーに潜む謎の中にも立った。作品ごとに景色を変えながら進んだ15年後、その歩みの横に加わったのが高木という伴侶だった。

午前8時8分に選んだ「手を取り合い、幸せを広げ、時に助け合う」という言葉は、新しい生活へ踏み出す2人の現在地を、静かに、そして岸田らしい率直さで伝えていた。


※記事は執筆時点の情報です

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