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アナウンサーの妻と夜に「ぬいぐるみ」ではじめちゃう 実力派俳優の意外な素顔

  • 2026.8.20
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2024年7月、BMW「THE NEW 5 Touring」デビュー記念イベントでオリジナル曲を披露する小澤征悦(C)SANKEI

俳優が一日の芝居を終えて帰宅する。夜になり、もう一度役が回ってくる。ただし、今度の相手は俳優ではない。妻が手にしたナマケモノのぬいぐるみだ。

小澤征悦は、2021年9月にNHKアナウンサーの桑子真帆と結婚した。強い目力と183センチの長身で、刑事など骨太な役を担ってきた俳優である。しかし、本人が番組で話した家庭の時間には、10匹を超えるぬいぐるみと、ピアノとギターが登場する。

公の場で働く二人が家に戻ると、ナマケモノの「タロウちゃん」や「スーちゃん」が会話を始める。小澤の仕事帰りには、そんな小さな舞台が待っている。

生放送で伝えた結婚

結婚の報告は生放送だった。小澤は2021年9月2日、日本テレビ系『スッキリ』に出演し、前日の9月1日に結婚したと自分の言葉で話した。そして「これから2人で頑張っていきたい」と続けた。

小澤は1998年、NHK大河ドラマ『徳川慶喜』でデビュー。2002年放送のNHK連続テレビ小説『さくら』では、ヒロインの恋人を演じて広く知られるようになった。その後は硬い役だけでなく、少し変わった人物やコミカルな役にも活動を広げた。

結婚を報告した時には、すでに20年以上の俳優歴があった。照れながら言葉を選び、短く区切って伝えたのは、新しい作品の告知ではなく、自分の生活についての報告だった。

「同じ方向を向く仲間」

その後、2025年6月のインタビューで、小澤は結婚後の家を「より帰るべき、落ち着ける場所」になったと話している。また、夫婦を「同じ方向を向く仲間」と表した。先に帰った方が料理をして待つこともあるという。

この年、小澤はABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『こんばんは、朝山家です。』で、中村アンと夫婦を演じた。小澤が演じる朝山賢太は、脚本家として映画監督になる夢を追う一方、家事や育児より自分を優先しがちな夫である。

取材では、撮影に使う黒縁眼鏡が決まると、傷のついた自前の老眼鏡を出した。身なりに無頓着な賢太なら使っていそうだと考えたためだ。家庭の場面が続くドラマでも、小澤はまず役の暮らしを具体的な道具から作っていた。

小澤が夫婦を語る時に選んだのは、どちらかが前に立つ言葉ではなく「仲間」だった。そして自分の仕事では、使い込んだ眼鏡をかけ、厄介な夫の日常へ入っていった。

ピアノにギターを重ねる

同年9月、テレビ朝日系『徹子の部屋』では、家での音楽について話した。小澤征爾を父に持つ彼は、ギターで作詞や作曲をしており、桑子はピアノを弾く。自宅では、桑子のピアノに小澤がギターを合わせ、二人でセッションをすることがあるという。

小澤は、桑子の方がうまく、自分のやりたいブルースにも楽譜を見て合わせてくれると説明した。寝室に置かれたピアノのある場所を、二人は「音楽室」と呼んでいる。

アナウンサーが原稿を読み、俳優が台詞を言う時間でもない。片方が弾き始め、もう片方が音を探す。クラシックの曲も、ブルースも、その部屋で重なる。

桑子のピアノが先に道を作り、小澤のギターがそこへ入る。夫婦の時間は、会話だけでなく音でも続いていた。

ナマケモノが始める夜の寸劇

そして2025年12月、MBSテレビ『痛快!明石家電視台』で、寝る前の習慣が明かされた。桑子が好きなナマケモノのぬいぐるみは、見つけるたびに家へ連れて帰り、10匹以上になった。全員に名前があり、寝室の枕元に並んでいる。

夜になると、桑子がぬいぐるみを手に「きょうはね……」と話し始める。小澤も加わり、二人の寸劇になる。仕事で芝居をして疲れて帰り、人形でもう一度芝居をすると、「何やってるのかな」と思う時もある。それでも最後には「楽しいんでね」と笑った。

寸劇の途中で、桑子は眠くなって寝てしまうという。小澤はその横で、名前を持ったナマケモノたちと一日の終わりを迎える。硬派な俳優の夜は、妻が動かす一匹のナマケモノから始まる。


※記事は執筆時点の情報です

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