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「2028年1月までにつくられなくなる」意外と知らない、帰省時に実家の天井を確認しておきたい理由

  • 2026.8.25
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

日が落ちるのが、少しずつ早くなってきました。これから、家の照明をつけている時間はじわじわと延びていきます。

秋の連休やお彼岸で実家へ帰る予定があるなら、一度だけ天井を見上げてみてください。カバー越しに、細長い管や輪の影が透けて見えませんか。それは蛍光ランプかもしれません。

「まだちゃんとついているし、切れてから交換すればいい」――そう思っている方はご注意ください。いざ切れたときには、もう蛍光ランプは手に入らないかもしれません。

私が帰ったあとで、実家の照明が壊れた

以前、帰省から自宅に戻ったあとに、実家の照明器具が壊れたことがあります。私がいるあいだに壊れてくれていたら、器具を買いに行くことも、取り付けることもできたのに――そのときはそう思いました。

ところがその器具はとても古く、今どきの引掛シーリング(照明器具を差し込むだけで取り付けられる天井の受口)ではなく、配線と直結されていました。

つまり、電気工事士でなければ外してはいけないタイプです。結局、知り合いの電気工事士に交換を頼み、両親に立ち会ってもらいました。

もし私にこの知識がなければ、もう一度実家へ行き、脚立を持ち出して自分で外そうとしていたと思います。

じつは今後数年、こうした照明器具の交換は増えていきそうです。理由をお話しします。

直管形と環形は、2028年1月までにつくられなくなる

一般照明用の蛍光ランプは水銀を使うため、水銀に関する水俣条約という国際的な取り決めにもとづいて製造や輸出入が禁じられます

具体的には、種類によって時期が違います。

  • 電球形:一部を除いてすでに禁止
  • コンパクト形:2027年1月から
  • 直管形・環形:2028年1月から

ただし直管形・環形でも、一部は1年早い2027年1月からです。

参考:一般照明用の蛍光ランプの規制について(環境省)

「ランプだけLEDに」が通用しないケースもある

一方、使うことや買うことは禁じられてはいません。ただ、製造されなくなれば店頭の在庫が品薄になり、いずれ尽きます

そのため今、蛍光ランプからLEDランプへの移行が進んでいます。「だったら、ランプだけLEDに替えれば?」と思いますよね。

じつは、ここに落とし穴があります。蛍光ランプ用の器具にLEDランプをそのまま取り付けると、器具との組み合わせによっては、発煙や発火に至ることがあるのです。

参考:製品安全情報マガジン Vol.475 4月22日号「照明器具のランプ交換による事故」(独立行政法人製品評価技術基盤機構)

寿命があるのは、ランプだけではない

器具そのものにも寿命があります。日本照明工業会によれば、一般に使用年数が10年を過ぎると故障率が増えはじめ、15年を超えての使用は危険をともなうとのこと。

同会は、ランプだけの交換ではなく器具ごとの取り替えを検討するよう呼びかけています。

では、蛍光ランプが切れたその日に、ご両親だけで器具の取り替えまで終えられるでしょうか。

参考:蛍光ランプが買えなくなること、ご存知でしょうか?(一般社団法人日本照明工業会)

実家でやるのは、写真を撮るところまででも十分

直近で帰省する予定があるなら、照明器具のカバーを外して中を確かめてみてください。

ただし高所の作業になるので、不安なら無理をせず、床から見上げて確かめるだけでも構いません。細長い管か輪かは、床からでも見分けられる場合があります。

蛍光ランプの器具が見つかったら、「今のうちに取り替えておく?」と持ちかけてみましょう。

「まだいい」と言われたときにできること

「まだいい」と言われたら、ランプと器具、そしてそれぞれの型番を、無理のない範囲でメモするか、スマホで撮影しておいてください。

この記録があるだけで、店頭での器具選びはぐっとスムーズになります。

天井との接続部が引掛シーリングかどうかも、見える範囲で確かめておきましょう。引掛シーリングの器具なら、あなたが買って、届けることもできます。

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割らずに捨てる、無理には外さない

蛍光ランプは水銀を含みます。取り替える場合は、割らずに、実家のある自治体の分別ルールにしたがって処分してください。

繰り返しますが、配線と直結された器具の取り付け・取り外しは、電気工事士の資格が必要な作業です。高所の作業も危険をともないます。ここは電気工事店に任せるのが安心です。

参考:お部屋別、LED照明お取り替えガイド(一般社団法人日本照明工業会)

切れる前に、明るいうちに、比べながら選ぶ

帰省中に全部交換する必要はありません。写真とメモさえ持ち帰れば、切れる前に、明るいうちに、比べながら選べます。切れたあとに慌てて決めるのとは、選択の幅がまるで違います。

今度の帰省は、おいしいごはんを食べて、実家の照明をパシャリと撮る――その「ついで」の優しさが、これからのご両親の暮らしを明るく照らしてくれるはずです。


ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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