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「カーテンに何匹も…」2泊の家族旅行から帰宅後、30代夫婦が窓を見たら?“異様な光景”に絶句【一級建築士は見た】

  • 2026.9.14
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

「旅行から帰ったら、カーテンにカメムシが何匹も。窓は全部閉めて出たのに、どこから?」

そう話すのは、2年前、郊外の住宅地に大手ハウスメーカーで注文住宅(4LDK・延床約120㎡/土地約170㎡、約6,400万円)を建てたFさん(30代夫婦・子ども1人の3人暮らし)です。裏手には雑木林と畑が広がる、静かな立地。

ある年のシルバーウィークに、家族で2泊の旅行へ。窓はすべて閉めて出発。戻ってカーテンを開けると、ひだの陰に緑色のカメムシが数匹。廊下の天井にも1匹。どこから入ったのか、見当がつきませんでした。

秋のカメムシは、「暖かい家」を探している

カメムシは9月から11月にかけて、冬を越す場所を探して移動します。日当たりのよい白い壁や窓まわりに集まり、暖かい室内へ入ろうとするのです。

気密性と断熱性の高い今の家は温度が安定していて、人だけでなくカメムシにも過ごしやすい環境です。暖冬の影響で越冬個体が増加し、発生数も増える傾向にあります。裏手に雑木林と畑のあるFさん宅は、発生源のすぐ隣でした。

家の「穴」はどこにある

カメムシは平たい体で、2〜3mmの隙間があれば入ります。窓を閉めていても、家には外とつながる穴がいくつもあります。24時間換気の給気口とそのフード。エアコンの配管が壁を貫く部分は、パテが数年で痩せてひびが入ることがあります。

窓サッシと網戸の隙間、玄関ドアの下、換気扇のフード、室外機のドレンホース。閉め切った留守中に入る虫は、窓ではなく、こうした穴から来ています。在宅なら見つけ次第追い出せる虫も、留守にする数日の間に溜まっていくのです。

Fさん宅の穴は、リビングのエアコン配管の貫通部と、フィルターの目が粗い給気口でした。

Fさん夫婦はどう対応したのか

見つけたカメムシは、ガムテープで包んで屋外へ。潰すとにおいが残るからです。配管の貫通部はエアコン用のパテ(数百円)で埋め直し、給気口には目の細かい防虫フィルター(数百円)を重ね、ドレンホースには防虫キャップを。

窓サッシのモヘア(起毛の隙間材)の劣化も確かめました。かかった費用は総額で千円台です。塞いでからは、カーテンに新たなカメムシを見ることはなくなりました。

旅行前の「穴ふさぎ」で、秋の虫は減らせる

緑に近い立地は、この家の魅力です。ただ秋は、その緑にいる虫が家に入ろうとする季節でもあります。以下を確かめてみてください。

・9〜11月は越冬のための侵入シーズン:窓を閉めていても、2〜3mmの隙間から入ります
・エアコン配管の貫通部のパテと、24時間換気の給気口を点検:数百円で塞げます
・室外機のドレンホース、玄関ドアの下、換気扇のフードも「穴」のうち
・見つけたら刺激せず、ガムテープや冷凍スプレーで:潰すとにおいが残ります

留守の家に入るのは、窓からではなく穴から。窓を閉めるだけでなく、出発前に家の穴を塞いでから出かけてみてください。


ライター:yukiasobi(一級建築士・建築基準適合判定資格者)
行政で住宅政策・都市計画・建築確認審査など10年以上の実務経験を持つ。現在は住宅・不動産分野に特化したライターとして活動し、空間設計や住宅性能、都市開発に関する知見をもとに、高い専門性と信頼性を兼ね備えた記事を多数執筆している。


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