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マンション3LDKの和室で寝ていた長男→去年9月、くしゃみが止まらず…小児科に駆け込んだ39歳母が知った“本当の原因”

  • 2026.9.15
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。朝晩が涼しくなるころ、子どものくしゃみや鼻づまりが続いて、風邪なのか別の原因なのか迷った経験はないでしょうか。

季節の変わり目の体調の変化には、住まいの環境が関わっていることもあります。今回は、去年の秋に長男のくしゃみが続いたことをきっかけに、寝具の手入れを見直したご家庭の事例を紹介します。

去年の9月に続いた長男のくしゃみと小児科での指摘

マンションの3LDKに暮らすAさん(39歳・パート)は、夫と小学生の長男との3人暮らしです。長男はリビングの隣にある和室に、布団を敷いて寝ています。

去年の9月、朝晩が涼しくなったころから、長男のくしゃみと鼻づまりが続くようになりました。スギなどの花粉が飛ぶ時期ではなく、熱もないため風邪をひいている様子でもありません。

心配したAさんが長男を小児科へ連れて行くと、医師からハウスダストやダニによるアレルギーの可能性を指摘されました。その際、寝室の環境を見直すよう助言を受けています。

そこでAさんが疑ったのは、長男が眠る和室の布団です。ダニは梅雨から夏にかけて繁殖し、秋に入ると死骸や抜け殻、フンが室内に多くたまり、アレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)となります。

ダニが育ちやすい環境は温度25℃前後、湿度75%前後とされています。Aさんの住まいでも夏場はリビングで冷房や除湿を使っていましたが、エアコンのない和室では扇風機だけで過ごし、布団を干した回数もわずかでした。

1枚5,000円の布団丸洗いと業者に教わった天日干しのあとの掃除機

Aさんは、長男が毎晩眠る布団を専門業者へ丸洗いに出しました。費用は1枚あたり5,000円で、2枚で1万円です。引き取りに来た業者に、Aさんは尋ねました。

「布団は干せば十分だと思っていたのですが、違うんでしょうか」

業者によると、干すだけではダニの死骸やフンは取り除けず、干した後に布団をたたくと、死骸やフンが細かく砕けて空気中に舞ってしまうそうです。天日干しの後は、たたかずに掃除機をかけるのが基本だと教わりました。

寝具のダニの多さは、都の調査にも表れています。東京都健康安全研究センターが一般家庭10軒を調べたところ、ホコリ1gあたりのダニのフン由来のアレルゲン量は10軒中9軒で2µg以上ありました。

うち6軒は10µg以上です。世界保健機関がアレルギーを引き起こす目安としている2µgを、ほとんどの家庭で超えていた計算です。アレルゲンの量は床よりカーペットや畳で多く、寝具が最も高い数値でした。

Aさんは寝具の手入れを変え、現在は小児科で長男の経過を診てもらっています。

秋のアレルゲンを減らす寝具の手入れと小児科受診

東京都健康安全研究センターの広報誌には、家庭でできる寝具の手入れも紹介されています。寝具の掃除機がけは1週間に1回、1平方メートルあたり20秒以上の時間をかけて、布団の表と裏の両面に行います。

布団を干した後はたたかずに掃除機をかけ、毛布やタオルケットは年に2〜3回以上、丸洗いをしましょう。布団を敷いた直後はダニの死骸やフンが空気中に舞うため、布団敷きは就寝の30分以上前に、外気の汚れや秋の花粉の様子も鑑みながら窓を大きく開けて済ませます。

そして、子どものくしゃみや鼻づまりが長引くときは、原因を家庭で決めつけずに小児科などの専門医を受診してください。寝具の手入れは、診断を受けたうえで並行して進めましょう。

参考:くらしの健康 令和元年9月 第47号(東京都健康安全研究センター)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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