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就寝中、“左わき腹の痛み”で目が覚めた40代男性→我慢できず救急外来を受診すると…医師から告げられた“予想外の病名”とは?

  • 2026.8.20
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは。泌尿器科専門医の小内友紀子です。

「結石って、手術しないと治らないんですよね?」

健康診断や救急外来で尿管結石(にょうかんけっせき)を指摘されると、多くの方がそう思われるかもしれません。「入院して手術を受けないといけない」と身構える方も少なくありません。でも、結石の大きさや場所によっては、入院せずに外来で受けられる治療もあります。

今回は、外来で受けられる結石破砕治療を経験されたAさんのエピソードをご紹介します。

※本エピソードは複数の患者さんの経験をもとに再構成した架空のものです。特定の個人を指すものではありません。

夜中に突然のわき腹の痛み

40歳の男性・Aさんが体験した話です。

ある夜、就寝中に突然、左わき腹に強い痛みを感じ、目が覚めました。あまりの痛みに我慢できず救急外来を受診したところ、「左の尿管結石」と診断されました。

検査の結果、結石は尿管の途中にとどまっていて、なかなか自然に流れていく様子がありませんでした。腎臓もやや腫れているとのことで、主治医からは「入院して手術で取る方法もあります」と説明を受けました。しかしAさんは仕事の都合で入院が難しく、正直に「なんとか入院せずに治療できませんか」と相談したそうです。

尿管結石はなぜできる、なぜ痛む

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

尿管結石は、腎臓でつくられた結石(尿の中の成分が結晶化したもの)が、腎臓から膀胱までをつなぐ細い管「尿管」に引っかかってしまう状態です。結石が尿の流れをせき止めると、腎臓に尿がたまって腫れ(水腎症)、強い痛みや、時には発熱を引き起こすことがあります。

結石は自然に溶けて消えることは基本的にないため、大きさや位置によって「自然に流れるのを待つ」か「治療で取り除くか」が判断されます。目安として5mm未満であれば約8割が自然排石するとされますが、Aさんのように1cm前後で位置が動かない場合は、何らかの治療が検討されることがあります。

痛みを我慢して受けた治療、2週間後の結果は

Aさんに提案されたのは、体外衝撃波結石破砕術(いがいしょうげきはけっせきはさいじゅつ)という治療でした。体の外から衝撃波を結石にあてて細かく砕く方法で、入院せず日帰りで受けられるのが特徴です。衝撃波が当たる瞬間はある程度の痛み(輪ゴムで弾かれるような)を伴います。

Aさんも治療中はやや痛みを感じたそうですが、なんとか治療を受けきりました。運よく一度の治療で結石はしっかり砕けたようで、2週間後の検査では結石はどこにも見当たらなくなっていたそうです。「入院しなくても治療できる方法があるなんて知りませんでした」とAさんは驚いた様子で話してくださいました。

急な脇腹の痛みは早めの受診を

尿管結石は自然に流れて解決することもありますが、痛みが強い場合や、結石の位置がなかなか動かない場合は、腎臓に負担がかかり続けてしまうことがあります。

治療方法は結石の大きさや場所によって異なり、外来で受けられる衝撃波治療のほか、内視鏡を使う方法などいくつかの選択肢があります。急な脇腹の痛みや血尿に気づいたときは、我慢せず早めに泌尿器科を受診してみてください。ご自身に合った治療法が見つかるかもしれません。


執筆・監修:小内 友紀子
公益財団法人ときわ会 常磐病院 泌尿器科 診療副部長、東京女子医科大学病院 泌尿器科 講師、医師、医学博士、女性泌尿器科医師として、普段は女性によくある尿もれから、男性の前立腺癌をはじめとする泌尿器科領域の癌診療まで診療しております。
【資格】医師/ 医学博士 / 泌尿器科専門医・指導医 / 透析医学会専門医・指導医 / 排尿機能学会専門医

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