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『脳梗塞になりやすい人』には“共通点”があった。医師が明かす、当てはまったら要注意な「4つの特徴」とは?

  • 2026.9.11
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「脳梗塞」と聞くと、突然手足が麻痺したり言語障害が起きたりといった激しい症状を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

しかし、自覚症状がほとんど現れないまま脳の細い血管が詰まっていく「隠れ脳梗塞」という状態が存在します。本人も気づかないうちに進行し、健康診断の画像検査などで偶然発見されることも少なくありません。

恐ろしいのは、これが将来重大な脳血管障害を引き起こす予兆になり得る点です。今回は、見過ごしやすい隠れ脳梗塞の基本知識と、なりやすい人の4つの特徴を分かりやすく解説します。

隠れ脳梗塞とは?見逃されがちな脳の小さなトラブル

隠れ脳梗塞は、通常の脳梗塞よりも症状が軽いため発見されにくいのが特徴です。

脳の細かい血管が詰まることで、小さな病変が散在します。これらは自覚症状がほとんどないか、ごくわずかな軽い症状(軽度のめまい、ぼんやり感など)にとどまる場合が多いとされています。

しかし、隠れ脳梗塞があることは将来の大きな脳血管障害につながる可能性が示唆されているため、無視できない問題と考えられています。

また、隠れ脳梗塞は認知機能の低下や軽度の運動障害に影響する場合もあり、症状が出なくても健康へのダメージが少しずつ積み重なることが懸念されています。

知っておきたい!隠れ脳梗塞になりやすい4つの特徴

隠れ脳梗塞は誰にでも起こり得ますが、特に以下のような特徴がある人は注意が必要だとする見解があります。

  • 高血圧の人
    血圧が高い状態が続くと、脳の細い血管にも負担がかかり、詰まりやすくなる可能性があります。実際、高血圧は脳梗塞のリスクファクターの一つとして多く指摘されています。
  • 糖尿病を持つ人
    糖尿病は血管の健康に影響を与えやすく、動脈硬化を進行させることが知られています。これにより脳血管にも影響が及びやすくなると考えられているため、隠れ脳梗塞の確率が上がる傾向があるようです。
  • 高齢者
    加齢に伴い血管の弾力性が低下し、硬くなった血管は血流が悪くなりやすいため、隠れ脳梗塞になりやすいといわれています。60歳以上の人に多く見られる傾向が示されています。
  • 喫煙や飲酒の習慣がある人
    喫煙は血管を収縮させ動脈硬化を促進しやすいため、隠れ脳梗塞のリスク増加と関連付けられている場合があります。また、過度な飲酒も血圧の変動や血液の状態に影響を与える可能性があるため注意されています。

リスク要因を把握し日頃の生活習慣から血管の健康を守ろう

隠れ脳梗塞は自覚症状が乏しいものの、放置すると認知機能の低下や重大な脳梗塞へとつながる危険性があります。

特に高血圧や糖尿病といった持病がある方、60歳以上の高齢者、喫煙や過度な飲酒の習慣がある方は発症リスクが高いため注意が必要です。血圧の管理やバランスの良い食生活、適度な運動を心がけ、禁煙や節酒に取り組むことが血管の健康維持に役立ちます。

「症状がないから大丈夫」と過信せず、定期的な健康診断や画像検査を活用して早期発見に努め、将来の健康な暮らしを守っていきましょう。


※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、医師による診断や治療の代わりとなるものではありません。気になる症状がある場合は医療機関を受診してください。

監修者:林裕章(はやし・ひろあき)
林外科・内科クリニック(https://www.hayashi-cl.jp/)理事長

国立佐賀医科大学を卒業後、大学病院や急性期病院で救急や外科医としての診療経験を積んだのち2007年に父の経営する有床診療所を継ぐ。現在、外科医の父と放射線科医の妻と、全身を診るクリニックとして有床診療所および老人ホームを運営しており、医療・介護の両面から地域を支えている。また、福岡県保険医協会会長として、国民が安心して医療を受けられるよう、また医療者・国民ともにより良い社会の実現を目指し、情報収集・発信に努めている。
日本外科学会外科専門医、日本抗加齢医学会専門医

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