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「電気代を抑えたい」エアコンを我慢した50代女性→“思ったほど下がらない”金融機関に相談すると…返ってきた”意外な答え”

  • 2026.8.6
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関勤務のおがわ163です。20年間、金融機関の窓口で資産運用や家計相談に携わってきた経験をもとに、お金にまつわるリアルなエピソードをお届けしています。

「夏の電気代を抑えたいから、エアコンはできるだけ我慢」そう頑張ったのに、思ったほど下がらない——今回は、夏の節約に励んでいた50代女性Aさんのエピソードをご紹介します。

「我慢したのに、電気代が下がらなくて」

50代のAさん。家計の相談で窓口を訪れた際、こんな話をされました。

「去年の夏は電気代を抑えようと、エアコンをつける時間をぐっと減らして、暑い日も扇風機でしのいだんです。それなのに電気代を見たら、一昨年とほとんど変わっていなくて」

Aさんの家は数年前に子どもが独立し、今は夫婦二人暮らし。暮らしぶりは以前とずいぶん変わっていました。

「あんなに我慢したのに、と気持ちが折れそうで」

「がんばられたんですね。ただ、我慢だけに頼らなくても下げられる部分があるかもしれません」と担当者。

「基本料金と、プランを見直していますか」

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

担当者は、まず電気料金の仕組みを説明しました。

「電気代は、大きく二つに分かれます。使った電気の量に応じてかかる分と、毎月決まってかかる基本料金です。エアコンを我慢して減らせるのは、使った分のほうだけなんです」

「基本料金は、我慢しても変わらないんですね」とAさん。

「そうなんです。この基本料金は、契約している『アンペア』という電気の容量で決まる仕組みがあります。一度にたくさん使える契約ほど基本料金が高くなります。ただ、この仕組みは地域や電力会社によって異なりますので、ご自身の契約がどうなっているかは確認が必要です」

「お子さんがいらしたころは、家族みんなが同じ時間に電気を使っていたはずです。その暮らしに合わせた容量のまま、今も契約されているかもしれません」

「たしかに、契約を見直した記憶がありません」とAさん。

「今は夫婦お二人で、一度に使う量も以前より減っているはずです。契約している容量が今の暮らしに対して大きすぎると、その分、基本料金を多めに払い続けていることになります」

Aさんは、はっとした様子でした。

「使っていない分の基本料金を、ずっと払っていたかもしれないんですね」

「電力会社に相談してみてください」

「では、どうすればいいのでしょうか」とAさん。

「まず、今の契約を確認することです。毎月の使用量や契約容量は、検針票や電力会社のサイトで見られます。そのうえで、今の暮らしに合った容量やプランに変えられないか、電力会社に相談してみるとよいと思います」

「電力会社によっては、生活スタイルに合わせたプランがあります。日中の外出が多いご家庭向けのものや、ガスとセットで割安になるものなど、さまざまです。数年前に契約したときのまま、という方は少なくありません」

「あわせて、使っていない機器のプラグを抜くのも無理なくできる工夫です。資源エネルギー庁の資料でも、待機時の電力を減らすと年間で数千円ほどの節約につながる例が示されています」

「体を痛めつけるような我慢ではなく、仕組みのほうを見直せばいいんですね」とAさん。

「そのとおりです。この暑さですから、無理に我慢して体調を崩しては元も子もありません。設定温度を1度上げるだけでも消費電力は変わりますし、扇風機と併用すれば無理なく涼しく過ごせます」

Aさんは、こう話してくれました。
「我慢すればするほど偉い、と思い込んでいました。まずは契約の確認から始めてみます」

【夏の電気代を無理なく抑えるために知っておきたいこと】

  • 電気代は「使った量に応じた分」と「毎月決まってかかる基本料金」に分かれ、我慢で減らせるのは前者
  • 基本料金は契約している容量(アンペア)で決まる仕組みがあるが、地域や電力会社によって異なる
  • 子どもの独立などで暮らしが変わっても、以前の容量のまま契約していることがある
  • 今の暮らしに容量が大きすぎると、使わない分の基本料金を払い続けていることになる
  • まず検針票や電力会社のサイトで、契約容量や使用量を確認する
  • 今の暮らしに合った容量やプランに変えられないか、契約している電力会社に相談する
  • 使っていない機器のプラグを抜くと、待機時の電力を減らせる(年間で数千円の節約例もある)
  • エアコンは我慢しすぎず、設定温度を1度上げる、扇風機を併用するなど無理のない工夫を

「我慢すれば下がる」ではなく、契約や仕組みを見直すことで、無理なく続く節約につながります。家計全体の見直しや資産形成のご相談は、ぜひ金融機関の窓口へご相談ください。


※アンペアを下げる際は、家電の同時使用でブレーカーが落ちないか注意が必要です。また、電力会社によっては一度変更すると一定期間再変更できない場合もあります

執筆:おがわ163
金融機関勤務(勤続20年)。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。窓口業務・資産運用相談の現場経験をもとに、生活に役立つお金の知識をわかりやすくお届けしています。

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