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「離婚するから全部白状して」何人もと浮気を重ねた夫。だが、母の態度に我慢出来なかった

  • 2026.7.25

妹が突きつけた要求

妹の結婚生活が壊れかけていると知ったのは、ある休日のことでした。

妹の夫が、何人もの女性と関係を重ねていたというのです。

「離婚するから全部白状して」

妹は夫にそう迫り、隠していた関係をすべて吐き出させたそうです。

何年も続いていた裏切りでした。

妹の声は震えていましたが、もう迷いはないようでした。

「どうして一人で抱えてたの」

「みんなに心配かけたくなかったから」

私は妹をねぎらいながら、腹の底が煮えるようでした。

身内にこんな不誠実な人間がいたのかと、情けなくもなります。

「よくそこまで踏ん張ったね」

電話の向こうで妹は、しばらく声を詰まらせていました。

私は、姉として妹の側に立とうと決めました。まずは母に相談しようと、翌日、実家へ足を運んだのです。

母の事なかれに筋を通す

問題は、それを知った母の態度でした。

妹がこれほど傷ついているのに、母は「まあまあ」と繰り返すばかりです。

「あまり大ごとにしないほうがいいわよ」

そう言って、母は妹の夫をたしなめようともしませんでした。

昔から、もめごとを嫌って波風を立てない人でした。けれどそのせいで、いつも我慢を強いられるのは弱い立場の側だったのです。

「見て見ぬふりして、妹が救われるの?」

私の問いにも、母は口をつぐんだままでした。

私は、ここで引いてはいけないと思いました。

後日、私は妹の夫と正面から向き合いました。

「妹にしたことの落とし前は、必ずつけてください」

彼は見る間に顔色を失い、しまいには視線を落として黙り込みました。

母にも、私の意志をはっきり伝えました。

事を荒立てないために誰かが泣くのはおかしい。

私は妹の味方でいる。見て見ぬふりを選ぶ人とは、これから少し距離を置く、と。

母は何か言いたげでしたが、私はもう振り返りませんでした。

事を荒立てないために誰かが泣き寝入りする、そんなやり方に、これ以上付き合うつもりはなかったのです。

妹は離婚に向けて動き出し、表情に少しずつ生気が戻っていきました。母との連絡は減りましたが、こじれていた胸のつかえは、すっと下りていきました。

妹の夫は、その後こちらに顔を出すこともなくなりました。私の前では、ばつが悪そうに目を伏せるだけです。

「お姉ちゃんがいてくれて、本当に心強かった」

妹のその一言に、筋を通してよかったと、心から思えたのです。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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