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「まだ子供作らないの?」帰省の度に急かし、手紙まで書いてきた義母。だが、夫の一言で態度が一変

  • 2026.7.25

結婚三年目の帰省で

結婚して三年目の帰省でした。

義実家の居間に座るなり、義母が身を乗り出してきました。

「まだ子供作らないの?」

あいさつもそこそこに、いきなりの一言です。

自分たちも不妊治療をしたのだから、あなたたちも早く病院へ行きなさい。

義母はそう畳みかけてきました。

「今は二人の時間も大切にしたくて」

私がそう答えても、義母は聞く耳を持ちません。

何歳までに産むべきか、何人産むべきか、勝手に話が進んでいきます。

隣で聞いていた夫が、静かに割って入りました。

「母さん、それはうちで決めることだよ」

その場は、それでいったん収まりました。

けれど、本当の指図はここから始まったのです。

手紙で続いた口出し

帰宅して数日後、義母から一通の手紙が届きました。

中身は、不妊治療をすすめる長い長い文章でした。

それだけならまだしも、手紙は毎週のように届くようになります。

子作りの段取りから、家計のやりくり、食事の献立まで、こと細かに指図が書き連ねてありました。

あるときは、私の実家との付き合い方にまで口が出されていて、開いた口がふさがりませんでした。

「今週も来たよ」

「もう受け取るのもしんどいね」

封筒を見るたび、気持ちが沈みました。義実家に行く回数も、自然と減っていきます。

私は思いきって、たまった手紙を全部、テーブルに広げて夫に見せました。

夫はひととおり目を通すと、表情を険しくしました。

「ここまでされたら、さすがに黙ってられない」

夫はその場で実家に電話をかけました。

子どものことも、家計のことも、自分たちで決める。手紙で指図するのは、もうやめてほしい。私の隣で、はっきりとそう伝えてくれたのです。

電話の向こうの義母は、何か言い返そうとして、けれど言葉が続かなかったようです。

しばらくの沈黙のあと、小さく「わかった」とだけ聞こえてきました。

その日を境に、あの手紙はぴたりと止まりました。義実家とは、ほどよい距離での付き合いに変わりました。

盆と正月に、顔を見せに行く。それくらいがちょうどいい。あれほど気が重かった帰省が、今は驚くほど気楽になりました。

次に義実家を訪ねたとき、義母は子どものことには一切触れませんでした。少し気まずそうに目をそらし、当たり障りのない世間話だけをして、私を家政婦のように急かすこともなくなっていました。

「あなたが線を引いてくれたから」

私がそう言うと、夫は照れくさそうに頭をかきました。踏み込ませない一線を、きちんと引く。たったそれだけで、暮らしはこんなにも穏やかになるのだと知りました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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