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「あなたは家にいても役立たず」妻との喧嘩。1日中、妻と家事を変わると、夫婦の空気が一変

  • 2026.7.23

こたえた一言

結婚して三年目のある夜、口論の末に妻が言い放った。

「あなたは家にいても役立たず」

私は家計を支えるために残業続きで、休日出勤もあった。その言葉は、さすがにこたえた。

「役立たずって、それはないだろ」

言い返したものの、妻も引かない。冷静になれず、その日は頭を冷やしたくて実家に一泊した。

翌日戻っても、妻は「私だけ休みがない」と繰り返すばかり。話は平行線のままだった。

このままでは、責め合うだけで何も変わらない。私はテーブルに向き直り、思いきって切り出した。

「じゃあ一日代わる」

妻は少し驚いた顔をしていた。次の休み、私が家事も育児もすべて担当し、妻には完全に休んでもらうことにした。

代わって見えた景色

朝食の片づけに始まり、洗濯、掃除、買い物、子どもの相手。息をつく間もなかった。

一つ終わらせるたびに、次の用事が待っている。

洗剤の詰め替え、たまった郵便物、鳴りやまない「ママは?」の声。

「ちょっと待ってな、今やるから」

子どもに何度そう言っただろう。自分の食事は立ったまま、数分でかき込んだ。

終わりのない細かな用事が、こんなにあるとは思ってもみなかった。夕方には足が棒になっていた。

「よく毎日、これをこなしてたな…」思わず声が漏れた。

その様子を見ていた妻が、静かに口を開いた。

「一日、お疲れさま。正直わかってもらえないと思ってた」

その声には、責める色はもうなかった。私はコップの水を一気に飲み干して、ようやく人心地ついた。

「ありがとう。あなたが外で頑張ってるのも、本当は分かってるの」

私は首を横に振った。

「こっちこそ、家のことを丸投げにしてた。ごめん」

その夜、私たちは互いの一日を、初めて具体的に語り合った。

私の残業のこと、妻がひとりで抱えてきた家のこと。知らなかったことばかりだった。

分担を一つずつ決め、感情的になる前に話す時間を作ろうと約束した。どちらが大変かを競うのは、もうやめようと。

役に立たない、なんて言葉は、もうどこからも出てこなかった。夫婦とは、こうして少しずつ歩み寄っていくものなのだと思う。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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