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【中山優馬さんインタビュー】独立しても変わらず持ち続ける作品への姿勢とチャレンジ精神

  • 2026.7.22

Nakayama Yuma 中山優馬

出典:シティリビングWeb

「第三舞台2026」『パレイドリア』に出演する中山優馬さん。作・演出を手掛ける鴻上尚史さんから“信頼できる若手俳優”として声がかかったそう。

「お声掛けいただけたことが嬉しくて、どんな作品でも絶対に出演したいと思いました。劇団『第三舞台』のメンバーが再結集するという重要な作品なので、身が引き締まる思いです」

中山さんが演じるのは、認知症と診断された父親を支える息子・輝一郎。

「自分の人生を進んでいこうとする中で父親が認知症と診断され、息子として責任を果たしたいという思いと、人生が計画通りに進まなくなったという思いで葛藤します。父親との距離感や付き合い方を日々模索して、それでも自分の中で限界が来てしまってヒートアップしてしまうこともある。人間らしい青年です」

作中のキャラクターたちのように、同じ出来事でも人によって記憶があやふやだったり明確に覚えていたりとさまざま。

「最近リリースイベントを行ったんですが、『羽を付けて飛んでいる14歳の優馬くんを見て好きになりました』と言ってくださった方がいました。そういえばそんな演出もあったような…と思い出させてくれる出来事でした」

改めてやってみたいことはこれまで出演した作品の再演。

「特に自分が初めて主演を務めさせていただいた舞台『ドリアン・グレイの肖像』は、当時の自分が未熟だった分、いま演じたらどうなるんだろうと思います」

舞台の魅力は?

「鑑賞する側としては、生身の人間がその場で繰り広げる熱量・エネルギーを体感できることです。演じる側としては、始まると止めることはできないので、助け合いながら最後まで駆け抜けていくチームプレーです。回を重ねるごとにチーム感は強くなります」

前所属事務所から独立して約1年半が経ち、現在は「楽しく過ごせている」という。

「初めての景色もたくさん見られました。でも、思っていたよりは変わらないですね。独立前は、あれもこれもやることが増えるとかいろいろビビらされたんですが(笑)、作品に向き合う姿勢やチャレンジする気持ちは変わらず、ずっと持ち続けています」

中山優馬さんの“働く”インフラ

Q.仕事をする上で大切にしていることは?

自分のやりたいことができる環境にあるからこそ、自分だけの考えでは動かないことを意識しています。最終的に判断するのは自分ですが、やりたいものだけをやると偏りがでるので、やったことがないことにも積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

Q.困難や逆境の乗り越え方は?

気分が上がってくるのを待つだけです。ただ待っているだけではどうしようもなくなるので、気分が上がる手助けはしてあげます。マッサージを受ける、気になっていた飲食店に足を運ぶ、少し良い入浴剤を使うなど、自分の気分が上がるアイテムを少しずつ放り込んであげます。旅行に行く計画や友達と遊ぶ計画を立てるのもよいと思います。実際に行かなかったとしても、先に楽しいことが待っていると思うと頑張れます。

【Check】

出典:シティリビングWeb

<東京公演>8月9日(日)〜30日(日)紀伊國屋ホール

<大阪公演>9月4日(金)〜6日(日)サンケイホールブリーゼ ほか地方公演あり

80年代の「⼩劇場ブーム」を最前線で牽引し、伝説的な⼈気を誇った劇団「第三舞台」が解散から15年の沈黙を破り再集結。大学時代、ボランティアサークルで子ども向けの芝居を準備していた最中、ある出来事をきっかけにバラバラになっていた仲間たちが42年後に再会。それぞれの事情を抱えたメンバーは忘れたはずの自分自身と向き合うことになる。

【PROFILE】

1994年生まれ、大阪府出身。2008年、ドラマ「バッテリー」で主演・俳優デビュー。以来、ドラマ、映画、舞台など多くの作品に出演。近年の主な出演作に、舞台「星降る夜に出掛けよう」「血の婚礼」「あゝ同期の桜」「スイートホーム ビターホーム」「ミュージカル『破果 パグァ』」など。秋には舞台「蛙昇天」の出演も控える。音楽活動も精力的に行い、「ReTRY」「SPARK」が配信中

取材・文/高木明日美(シティリビング編集部)、撮影/大川晋児、ヘアメイク/小林綾子、スタイリスト/柴田拡美

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