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買い物リストが20品超え。BBQで1度も座らなかった私

  • 2026.7.17
ハウコレ

土手の上の自販機の前で、戻らない私を見つけた彼が口にしたのは「何怒ってんの?」でした。私が聞き返したのは、今日、自分が1度も座らなかったことについてでした。

「肉と飲み物だけ買っといて」のはずだったのに

付き合って2年半の彼氏から、同僚たちと河川敷でBBQをしようと誘われたのは数日前でした。私の役割は「肉と飲み物だけ買っといて」と頼まれていたはずです。

けれど前日に個人でまとめたメモには、野菜、調味料、紙皿、トング、着火剤、ウェットティッシュ、ゴミ袋と、20項目以上が並びました。当日、保冷バッグを抱えて河川敷に着くと、彼は遅れている同僚に電話をかけていました。

女性陣だけで野菜を切り、男性陣だけで火を囲む

8人での集まりは、自然と2つの輪に分かれていきました。火を囲んだ男性陣は缶ビールを開け、誰かが「肉焼くのは男の仕事」と笑いました。

私と彼女たちはまな板の前で野菜を切り始めます。同僚の彼女が「手伝いますね」と隣に立ってくれました。焼き始めると、肉を取り分け、紙皿を渡し、空き缶を集めるのも私たちでした。

途中で同僚の奥さんが「ちょっとごめんね、私もうみんなのとこ行ってきていい?」と笑顔で抜けました。私は「はい、もちろん」と返して、トングを握り直しました。

「彼女さん気が利くね」に笑った彼を見て、私はトングを置きました

焼き場に立ったままの私に、彼が「ビール取って」と声をかけました。私は黙って缶を渡しました。隣のテントから別の同僚が「彼女さん気が利くね」と笑い、彼は「うちのこういうとこだけはいいんですよ」と返しました。

その瞬間、買い物リストの20項目と、まだ1度も座っていない自分の脚が、まとめて思い出されました。私はトングを置き、手を拭き、「ちょっとお手洗い」と告げて、土手の上の自販機まで歩きました。

そして...

追いかけてきた彼が「何怒ってんの?」と聞きました。私は答えの代わりに、「ねえ。今日、私が何回座ったか覚えてる?」と聞き返しました。彼は答えに詰まりました。私はもう一言だけ告げて、土手を下りました。

「私、今日ここに遊びに来たの。手伝いに来たんじゃない」

家に帰ると、彼から「ごめん。本当に気づいてなかった」とメッセージが届いていました。気づいてくれたなら、それで充分だと思いました。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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