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「女性は無理」と笑った後輩。上司の一言で会議が止まった

  • 2026.7.17
ハウコレ

「性別で誰かを外すやつはうちには要らない」と部長は告げました。会議室の空気が止まったあの数秒、私の沈黙の理由が、ようやく職場に届いた気がしました。

向かいの席の後輩が私の方を見たまま、口の端だけで笑いました。

新卒の後輩が、笑顔で言った一言

入社1年目の彼は、明るくて物覚えも早く、職場でも評判のいい男性社員です。私は三十代女性、企画担当として案件を任され、若手の意見もほしくて彼を呼びました。「定番商品として男女関係なく世の中に根付くものを作りたい」と切り出した直後でした。

「まあ、女性は無理ですよ(笑)」

私と目を合わせたまま、彼は楽しそうに続けました。

「今のはどういう意味?」

聞き返すと、彼はまだ笑顔のままでした。

「いや、深い意味はなくて。ほら、お客さん男の人多いし」

同じ言葉を、別の同僚も聞かされていた

その日から、他の女性社員の話が自然と耳に入るようになりました。商談先の名簿を回したときには、「女性は数字に弱いから、僕が後で見ます」。育休明けの先輩には、「ママさんは無理しないでください」。廊下で資料を抱え直す後輩には、「女性はそんなに持てないから」と資料を持っていったそうです。本人に悪気がないのは、職場の誰もが分かっていました。だからこそ、誰も真正面から反論しなかった、というほうが近かったのかもしれません。

半年後、部長が会議で口を開いた

定例会議が始まって少ししたとき、部長は資料から顔を上げました。

「ところで、今度の新規プロジェクトメンバーだけど」

ホワイトボードの隅にあったキャップが、コトンと机に転がりました。

「俺の評価は数字と判断力で決める。性別で誰かを外すやつはうちには要らない」

会議室の空気が止まりました。続けて部長は、新規プロジェクトのリーダーに私の名前を挙げ、後輩の名前が触れられることはありませんでした。

そして...

会議室を出てからも、あのキャップの音だけが頭の中で続いていました。私は女性も男性も関係なく、お互いに尊重できる人と働きたいと思っています。誰かを責めるつもりも、声を上げるつもりもありません。来期は私の数字で、答えを出すだけです。

(30代女性・企画)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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