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長野・小布施の名店「小布施 岩崎」の味を東京・永福町へ。「永福 岩さき」がオープン

  • 2026.6.29
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杉並区・永福町は、昔ながらの商店街や緑豊かな公園が点在する、穏やかな空気が流れる街。そんなエリアに、週に3日ほど行列ができる話題の店がある。人々のお目当ては、長野・小布施の老舗菓子店「小布施 岩崎」の6代目が手がける、ケーキとパンの店「永福 岩さき」だ。

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長野・小布施で繋いできた味を東京・永福町へ

2026年4月にオープンした「永福 岩さき」は、店主でパティシエの岩崎信弥さんと妻の茜さんが営むケーキとパンの店。店主は、1862年創業の長野県・小布施の和洋菓子店「小布施 岩崎」の6代目にあたる人物だ。

「小布施 岩崎」では、長年地元で親しまれているご当地パン「牛乳パン」をはじめ、菓子パン「チェルシーバンズ」や栗を使った和菓子などを展開。5代目である岩崎さんの父が営む同店は、その味を求めて地元客はもちろん県外からも多くの人が訪れる名店として知られている。

「永福 岩さき」でも、その菓子作りへの真摯な姿勢は変わらない。オープン前から厨房ではパンやお菓子が次々と焼き上がり、店内にはバターや小麦の香ばしい香りが広がる。

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岩崎信弥さんは、製菓学校を卒業後、自由が丘の名店「パリセヴェイユ」でフランス菓子の技術を学び、その後は渋谷のベーカリー「ヴィロン」でパン作りを習得。さらに都内のレストランではシェフとして経験を重ね、スイーツ、パン、料理と幅広いジャンルで腕を磨いてきた。

「もともとはフランス菓子とパンをやりたいと思っていたのですが、せっかく実家の『小布施 岩崎』が繋いできたストーリーや味わい、エッセンスを残した方が良いと考えました」

そう語る岩崎さんが目指したのは、新しさだけを追求することではなく、「小布施 岩崎」の味やノスタルジックな魅力を大切に受け継ぎながら、自身が培ってきた技術や感性を重ね、パンやお菓子を生み出している。

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商品名に「小布施 岩崎」と記されたものは、本店のレシピをベースにアレンジを加えたシリーズで、「チェルシーバンズ」や「カレーパン」、「くるみクッキー」など、親しまれてきた味が並ぶ。

一方で、店頭にはフランス産小麦を主体にしたパンや焼き菓子も充実。「クロワッサン」や「パン オ ショコラ」、アーモンドクリームとカスタードを合わせた「ショーソン」、薄くのばした生地に果実をのせて焼き上げる「タルトフィーヌ」、香ばしい「フィナンシェ」などがそろい、思わず目移りしてしまう。

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ショーケースには、生クリームとチェリーのトッピングが愛らしいショートケーキなどの生菓子も並び、懐かしさと洗練が同居する、ここならではの世界観が広がっている。

「わかりやすいお菓子やパンを作りたいです。どんな素材が使われているか、見た目から純粋においしそうと思えるものを目指しています」と岩崎さん。

今後は、りんごや栗など長野の旬の味を取り入れた焼き菓子やケーキも展開予定。数ある中から、岩崎さんおすすめの3品を教えてもらった。

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おすすめ①「小布施 岩崎 チェルシーバンズ」

「永福 岩さき」を訪れたらぜひ味わいたいのが、「小布施 岩崎」の名物「チェルシーバンズ」をブラッシュアップした一品だ。

「チェルシーバンズ」は、イギリス・ロンドン発祥の伝統的な菓子パン。生地にレーズンやローストしたくるみ、シナモンを練り込み、表面をキャラメリゼしている。「永福 岩さき」版は、「小布施 岩崎」の面影を残しながらも、より洗練された味わいと食感に。表面は艶やかに輝き、ひと口頬張ると、ふかっとした軽やかさとむちっとした弾力が同居する。場所によって、シロップの染み込み具合や食感が異なり、食べ進めるごとにさまざまな表情を見せてくれるのも魅力だ。

レーズンの甘み、くるみの香ばしさ、シナモンのやさしい香りが重なり合い、どこか懐かしくも洗練された味わい。また、ラップで包み、中央に店のシールを貼るスタイルも「小布施 岩崎」スタイル。昔から親しまれてきた佇まいを反映しているのも、うれしいポイントだ。

「小布施 岩崎 チェルシーバンズ」¥1,200

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おすすめ②「タルトフィーヌ」

「小布施 岩さき チェルシーバンズ」に次ぐ人気を誇るのが、「タルトフィーヌ」。大判の薄いパイ生地にドライフルーツやナッツをたっぷりとのせて焼き上げた一品だ。

ひと口かじると、パイの上に敷き詰められたフルーツから凝縮された果実味がじゅわりと広がる。そこにバターの豊かなコクとパイの軽やかなサクサク食感が重なり、食べ進めるほどに幸福感に包まれる味わいだ。

ラインナップは2種類。ひとつは、ブルーベリーとブラックベリーをアールグレイで漬け込み、華やかな紅茶の香りをまとわせたもの(写真左)。もうひとつは季節限定で登場する、ドライいちじくとカシスにシナモンを合わせたタイプ(写真右)。果実の濃厚な甘みと酸味、スパイスの香りが調和した奥行きのある味わいを楽しめる。シンプルな構成ながら、素材それぞれの個性が際立つ!

「タルトフィーヌ」ブルーベリー・ブラックベリー・アールグレイ¥750、いちじく・カシス・シナモン¥820

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おすすめ③「パンナコッタ」

ツートンカラーに真っ赤なチェリーが映える、どこかレトロで愛らしい佇まいの「パンナコッタ」。こちらは岩崎さんの妻・茜さんからのリクエストから生まれた一品だ。

上層はミルキーでなめらかなパンナコッタ、下層にはほろ苦いコーヒーゼリーを忍ばせた二層仕立て。まずはパンナコッタだけを味わい、ミルクのやさしい甘みやなめらかな口溶けを堪能して。
そして食べ進めるうちにコーヒーゼリーを合わせれば、まるでカフェラテのような味わいへと変化。ミルクのコクとコーヒーの香ばしさが溶け合い、ひとつのデザートの中で異なる表情を楽しめる。

「パンナコッタ」 ¥650

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永福 岩さき
東京都杉並区永福4-4-5 コーポKA 1F
営業時間/10:00~売り切れ次第終了
定休日/月~木曜、不定休
※営業日時はインスタグラムで要確認
Instagram/@eifuku_iwasaki

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