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フランス、インド、香港へ。パスポートなしでGO! 旅する気分で楽しむ東京グルメ3選

  • 2026.6.25
Hearst Owned

パスポートなしで、フランス、香港、インドへ。そんな夢のような旅が東京でかなう?! 今回紹介するのは、料理だけでなく空間づくりにも徹底的にこだわった“没入型レストラン”。南仏の港町を思わせる一軒家ビストロ、豪華絢爛な宮殿のようなインド料理店、香港の街角を再現した話題の酒場。どの店もその土地の空気感や文化まで感じられるよう、細部まで作り込まれている。旅する気分で料理を味わえる、とっておきのアドレスをご案内。

SATOKO UDA

【フランス】ボンヴァン/東京・千駄ヶ谷

ワクワクが止まらない、ガレット専門店

店に足を踏み入れた瞬間、「うわぁ」と歓喜の声が出てしまうこと間違いなし。ここはフランスか、プロヴァンスか。そんな錯覚に陥りそうになるのが、2026年4月に東京・千駄ヶ谷にオープンしたクレープリービストロ「ボンヴァン」。

オーナーの鳥山涼子さんは、原宿の本格ガレット専門店で経験を積んだ後、愛してやまないフレンチテイストを全開にしたこの店を開いた。

店の顔ともいえるのが、そば粉を使ったガレット。朝食からランチ、カフェ、アペロまで、それぞれの時間帯に合わせた一皿を楽しめる。

ガレットの魅力を堪能するならば、シンプルな「自家製ハムとチーズ 卵」(¥1,800)がおすすめ。外はカリッと香ばしく、中は噛むほどにもっちりして、そば粉ならではの豊かな風味が広がる。自家製ハムのうま味と塩味、ゴーダチーズのコク、とろりとした卵が重なり、シンプルながら満足度の高い味わいに。

朝は定番の組み合わせを、ランチやディナーには具材をふんだんに使ったボリューム感のあるガレットを用意。さらにシードル(¥1,200)を合わせれば、気分は一気にフランスへ。

SATOKO UDA

キョロキョロ見渡してしまう、楽しい店内

テラス席にテーブル席、カウンター席を備えた店内には、鳥山さんセレクトのアンティークフランス家具が配置され、食器が並ぶ。

「コンセプトは南仏に停泊する船の中なんです」と鳥山さん。店内を見渡すと、随所に船をモチーフにしたギミックが散りばめられ、その世界観をさりげなく演出している。

魅力はアンティークだけではない。味わい深い古道具にモダンなアイテムを巧みに組み合わせることで、洗練された空間に仕上げている。

SATOKO UDA

ガレットを身近に親しんで欲しい!

朝食からランチ、カフェ、アペロまで、一日のさまざまなシーンに寄り添うのもこの店の魅力だ。

「フランスではガレットやクレープはとても身近な存在。日本でも同じように楽しんでほしい」と鳥山さん。その思いから時間帯ごとにメニューを変え、訪れるたびに異なる楽しみ方を提案している。

またフランスのアペロ文化も取り入れる。夕方からはキャロットラペやパテ・ド・カンパーニュなどを小皿で用意。ワインやシードルを片手に、食事前のひとときをゆったりと楽しめるのもうれしい。

SATOKO UDA

ペットフレンドリーもフランスっぽい!

テラス席だけでなく店内もペット同伴OK。家族の一員である愛犬と一緒に、心地よい時間を過ごしてほしいという鳥山さんの願いが込められている。

店名の「ボンヴァン」はフランス語で「いい風」を意味する言葉。「よい一日になりますように」という願いを込めて船乗りに贈る言葉。その名の通り、訪れる人の背中をそっと押してくれるような店だ。

Bon Vent(ボンヴァン)
住所/東京都渋谷区千駄ヶ谷2-10-6
営業/モーニング9:00~10:00(L.O.)、ランチ11:00~14:00(L.O.)、カフェ&アペロ14:00~16:00(L.O.)、木・金・土曜のみビストロ18:00~21:00(L.O.)
電話番号/03‐6447‐0103
定休日/水曜
Instagram/@bonvent_tokyo

Ayano Hotta

【インド】ダージリン /日暮里

気分はマハラジャ?! 異空間で味わうインド料理

日暮里駅から数分。谷中銀座へ向かう坂の途中にあるインド料理店。扉を開いた瞬間、あまりの異空間っぷりに「え、ここどこ?」と思わず声が出そうになる。

まず圧倒されるのは、その内装。階段(すでに異空間)を上がり店内へ足を踏み入れると、そこには豪華絢爛なインドの宮殿を思わせる世界が広がる。

異国情緒漂う階段を上がった先に広がるのは、インドの宮殿を思わせる華やかな空間。

本場から取り寄せた家具や装飾品が並び、重厚なソファやきらびやかな調度品が気分を盛り上げてくれる。

派手なのにどこか居心地がよく、まるでマハラジャの邸宅に招かれたよう。店内を見渡しているだけでも楽しく、料理が運ばれてくる前からすっかり旅気分だ。

Ayano Hotta

メリハリある味わいで、食べ飽きないスパイス料理

店内の華やかさに目を奪われっぱなしだけど、この店の魅力は空間だけではない。

料理を手がけるのはインド出身のシェフ。現地から取り寄せたスパイスを巧みに使い、香り高いカレーやタンドール料理を提供している。ひと口食べれば、複雑に重なる香りと素材のうま味が広がり、次のひと口へと自然に手が伸びる。

おすすめは種類豊富なカレー。焼きなすの香ばしさとコクを楽しめる「バイガンバルタ」(¥1,150)や、海老のうま味とココナツの風味が調和した「ブラウンシャヒ」(¥1,300)など個性派が揃うほか、バターチキンなどおなじみのメニューも充実している。

カレーのお供には定番のナンもおすすめだが、ぜひ試したいのが「パラータ」(¥500)。ギーを塗った生地を何層にも重ねて焼き上げ、パリパリとした軽やかな食感がカレーによく合う。

さらに、生地を揚げた小さなボールに具材を詰め、酸味のあるスパイシーなスープを注いで味わう「パニプーリ」(¥800)や、香ばしく焼き上げた「チキンティッカ」(¥1,600)も人気。さまざまなスパイス使いに触れながら、本場ならではの食文化を気軽に楽しめる。

Ayano Hotta

紅茶好きもうなる、本場の味わい

実はこの店、カレーだけで終わるのはもったいない。店名にもなっている「ダージリン」の通り、紅茶にも並々ならぬこだわりを持つ。

ダージリンやアッサム、ニルギリなど、インド各地の茶葉を直輸入し、香り豊かな一杯を提供。食後にゆっくり味わえば、スパイス料理の余韻がさらに深まる。

近年はスコーンやサモサ、伝統菓子とともに楽しむインド式アフタヌーンティーも人気。異国情緒あふれる空間で紅茶を味わっていると、日暮里にいることを忘れてしまいそうだ。

Ayano Hotta

テンションアゲアゲで楽しんで!

豪華な空間に心を奪われ、スパイス料理を味わい、食後は香り高い紅茶でひと息。店を後にする頃には、すっかりインドを旅した気分になっているはず。今日は日常を忘れたい! そんな逃避気分(?)の日にはもってこいの店だ。

DARJEELING(ダージリン)
住所/東京都荒川区西日暮里3-10-3 2F
営業時間/11:00~23:00(22:30L.O.)
電話番号/03‐5685‐0267
無休
Instagram/@_darjeeling_nippori_


SATOKO UDA

【香港】ジェイジャイ酒場/渋谷

ネオンまぶしい店内で味わう本格香港料理

2025年9月にオープンするや否や、SNSを中心に話題を集めた渋谷の香港式レストラン「J仔酒場(ジェイジャイサカバ)」。

正式名称は「J仔酒場大排檔」で、「仔(ジャイ)」は広東語で「~くん」「~ちゃん」の意味。そして「大排檔(ダイパイドン)」は、かつて香港の街角に数多く存在した屋台スタイルの大衆食堂のこと。仕事帰りの人々が集まり、食事やお酒を気軽に楽しむ香港の食文化を象徴する存在として親しまれてきた。その名の通り、この店には活気あふれる香港ローカルの空気感が息づいている。

地下にある店へ向かうために階段を降り(ここも現地再現率が高い!)、扉を開けた瞬間、そこはもう香港。店内には映画『恋する惑星』の舞台としても知られる、香港屈指のディープスポット・重慶大厦(チョンキンマンション)の入り口は再現されているわ、香港島を走る路面電車のトラムはあるわ、昔ながらの映画館のチケット売り場、麺店、理髪店まである。

まるで街の一角をそのまま切り取ってきたかのような空間。ここでは1980年代の香港が放っていた熱気とエネルギーが細部にまで宿っている。

SATOKO UDA

1980年代の活気あふれる香港を見事に再現!

香港の街並みを再現した店というレベルではない。そこに職人や店主がいて、今にも人々の日常が始まりそうなほどのリアルな空気感。まるで一昨年世界的大ヒットを記録した映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の世界に入り込んだかのよう。

実は店内デザインには同作の制作チームが参加。細部までこだわり抜かれた空間からは、並々ならぬ熱量が伝わってくる。香港好きはもちろん、香港未体験の人でも、その独特の熱気やカルチャーにどっぷり浸れるはず。

しかも店内はフォトジェニックなスポットの宝庫。思わずカメラを向けたくなり、店内を眺めるだけでもワクワクさせられる。

SATOKO UDA

一流ホテル出身シェフが手掛ける本気の料理

店内の世界観に見惚れているうちに料理が到着。メニューには香港で親しまれている定番料理がずらりと並び、その味わいも驚くほど本格的だ。

点心は、「蝦餃(ハーガウ)」と呼ばれるもちもちの皮にプリプリの海老を包んだ「海老蒸餃」(¥580)をはじめ、「焼売」(¥580)や叉焼包など王道が勢揃い。さらに、ジューシーな牛肉にクワイのシャキシャキとした食感、パクチーや陳皮の爽やかな香りがアクセントになった香港っ子に人気の「山竹牛肉球」(¥580)や、ホルモンを使った点心など、本場さながらの一品も見逃せない。

なかでも必食なのが「特製叉焼」(写真右/¥2,600)。秘伝のたれに漬け込み、はちみつをたっぷり塗りながら焼き上げた一品で、香ばしさと甘じょっぱい味わいが後を引く。お酒との相性も抜群だ。

料理を手がけるのは、香港と日本のフォーシーズンズホテルで経験を積んだシェフたち。現地の味を忠実に再現した料理の数々からは、その確かな技術とこだわりが伝わってくる。

SATOKO UDA

お酒が進む、本場の味わいに感激!

香港のレストランや食堂で定番の野菜料理「肉末乾煸四季豆(ひき肉いんげん豆ピリ辛炒め)」(¥2,380)もぜひ味わいたい一品。四季豆(スージードウ)と呼ばれるいんげん豆を強火で一気に炒めることで、シャキシャキとした心地よい食感に仕上げる。

豆板醤を効かせたピリ辛の肉味噌を絡めた味わいは、ごはんにもお酒にも相性抜群だ。蒸し暑い日が続く東京の夏にもぴったり。ほどよい辛さと爽やかな後味が食欲を刺激し、キンキンに冷えたビールが思わず進んでしまう。

SATOKO UDA

調味料や食材使いにもぬかりなし!

他にも「蠔餅(ホウペン)」と呼ばれ、香港のローカルフードである「牡蠣のオムレツ」(写真右/¥1,980 )や、発酵させた塩漬け魚、ハムユイ(鹹魚)を使った「塩漬け魚と鶏肉のチャーハン」(写真左/¥1,980)など、現地ならではの食材や調理法を生かした料理が揃う。

カリッと香ばしい味わいや発酵食品ならではの奥深いうま味など、本場の魅力を存分に堪能できる。渋谷駅近くにありながら、気軽に香港旅行気分を味わいに行ってみよう!

J仔酒場/ジェイジャイ酒場
住所/東京都渋谷区宇田川町26-11 白馬ビルB1
営業時間/11:30~15:00、17:00~23:00、土・日曜、祝日11:30~23:00
Instagram/@jboy.shibuya

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