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「ここなら空き巣は入れない」2階の小窓を数センチ開けて4日間帰省したAさん家族、戻ると部屋で"思わぬ先客"が

  • 2026.8.10
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

お盆休みや夏休みに数日間家を空ける際、少しでも室内に熱がこもらないように「2階の小窓」を少しだけ開けて網戸の状態で外出したくなる方もいるのではないでしょうか。

「人が入れる大きさではないし、2階だから大丈夫」「数センチ開けておくだけなら問題ないだろう」と考えてしまう方も少なくありません。

しかし、そんな油断が帰宅後の思いもよらない出来事につながることがあります。

今日は、お盆の帰省から戻ると自宅の2階で思いがけない“先客”と遭遇した、あるご家族のお話をご紹介します。

網戸にしているから大丈夫。窓を少し開けて帰省

数年前、近所の戸建て住宅にお住まいの40代のAさんご家族から聞いた話です。Aさんご家族はお盆休みを利用して、4日間実家へ帰省する予定でした。

出発前日、天気予報では猛暑日が続く見込みでした。旅行の荷物を車へ積み込みながら、ご主人は2階の窓を見上げました。

「閉め切ったままだと、家の中が蒸し風呂になりそうだな」

そう考えたご主人は、2階にある小窓を数センチだけ開け、網戸にした状態で出発することにしました。外から見上げても、人が出入りできるような大きさではありません。

「ここなら雨も降り込みにくいし、小さな窓だから空き巣は入れない。網戸もあるから大丈夫だろう」

そう安心し、小窓の施錠や網戸が最後まで閉まっているかを改めて確認することなく、家族はそのまま帰省へ出発したそうです。

帰宅すると2階から羽ばたく音…

4日後。帰省から戻ったAさんご家族が玄関の鍵を開けて家へ入ると、静かなはずの2階から突然「バサバサッ」という羽ばたく音が聞こえてきました。

「何の音だろう?」

ご主人が様子を見に階段を上ると、再び激しく羽ばたく音が響きます。胸騒ぎを覚えながら部屋のドアを開けた瞬間、ご家族全員がその場で立ち尽くします。カーテンレールの上には、見知らぬ小鳥が一羽止まっていたのです。

「えっ、なんで家の中に鳥がいるの?」

人の気配に驚いた小鳥は勢いよく飛び立ち、天井や壁際を何度も旋回し始めました。窓ガラスへ向かって飛んでは引き返し、部屋中を飛び回るたびに羽が舞い落ち、床や窓際にはフンも散らばっていきます。

家族は慌てて窓を全開にして外へ誘導しようとしましたが、鳥はパニック状態になり、なかなか出口を見つけられません。ようやく窓から外へ飛び立った頃には、家族全員が汗だくになっていたそうです。

換気のために開けていた小窓には小さな“隙間”があった

鳥が飛び立ち、ようやく部屋の掃除と消毒を終えたあと、ご主人は「いったいどこから入ったのだろう」と家の中を一つずつ確認し始めました。

玄関やリビングの窓には異常がありません。2階を見回っていると、換気のために少し開けて出発した小窓に目が留まりました。近づいて確認すると、網戸がわずかにずれ、隙間ができていたそうです。

帰省前に換気目的で開けていたこの小窓が、鳥の侵入経路になった可能性が高いことに気付きました。網戸は鳥や昆虫などの侵入を防ぐ役割がありますが、完全に閉まっていなかったり、わずかな隙間ができていたりすると、生き物が入り込むことがあります。

それ以降、Aさんご家族は遠出に限らず、外出する際は網戸のままにせず、すべての窓を閉めて施錠するようになったそうです。

長期不在前は「小窓」まで確認することが大切

夏場は室内の熱を逃がすため、窓を少し開けたまま外出したくなることがあります。

しかし、わずかな隙間でも、鳥や昆虫などが室内へ入り込む可能性があります。また、施錠されていない窓は、防犯上のリスクにもつながるでしょう。

特に帰省や旅行などで数日間家を空ける際は、玄関や掃き出し窓だけでなく、2階の小窓やトイレ、浴室など、普段あまり意識しない窓まで閉まっているか、施錠されているかを確認することが大切です。

戸締まりは空き巣対策だけではありません。思わぬ鳥や昆虫などの生き物の侵入を防ぐだけでなく、ほこりや雨水の侵入による室内の汚損を防ぐためにも欠かせない備えです。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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