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「それ、絶対おかしいよ!」止めてるのに幼稚園に抗議しようとしているママ友。だが、先生の電話で状況が一変

  • 2026.6.19

何気なく話しただけ

息子が幼稚園に通っていた頃の話だ。

ある日のお迎えで、息子の様子がいつもと少し違った。

聞いてみると、園でトイレに間に合わなかったという。

普段はそんなことのない子だ。理由を尋ねると、給食の途中で「残り一口だから、食べてから行こう」と言われ、ちょうど間に合わなかったらしい。

先生に悪気はなく、ちょっとしたタイミングのことだった。

その話を、私は仲のいいママ友に、世間話のついでで何気なく口にした。

「こんなことがあってね。まあ、たまたまだろうけど」

軽い気持ちで話しただけだった。ところが、彼女の反応は予想と違った。

止めたのに止まらない

「それ、絶対おかしいよ!」

彼女は急に身を乗り出して、声を大きくした。

「子どもがそんな目にあって、黙ってるなんてだめだよ」

「私が先生に言っとくよ!」

正義感の強い人だとは知っていた。

けれど、これは大ごとにする話ではない。私は慌てて止めた。

「ううん、本当にいいの。絶対言わないで」

「でも、ちゃんと伝えなきゃ。あなたのためでもあるんだから」

「気持ちはうれしいけど、もう済んだことだし。ね、お願いだから言わないで」

その場では、彼女も「わかった」とうなずいてくれた。私はそれで安心して、家に帰った。

翌朝の謝罪電話

ところが翌日、園から電話がかかってきた。出ると、担任の先生の声が、いつになく硬い。

「このたびは、こちらの配慮が至らず、本当に申し訳ありませんでした」

続いて教頭まで電話を代わり、丁寧な謝罪が繰り返された。

私は事情がのみこめず、しどろもどろになった。

「いえ、あの、こちらこそすみません。大したことじゃないので……」

止めたはずの話が、園に伝わっていた。彼女が、勝手に。

逆にこちらが平謝りする羽目になり、電話を置いた手が、しばらく動かなかった。

その日、私は彼女に会いに行った。責める気はなかった。ただ、伝えたいことがあった。

「気持ちはありがたいの。でも、言わないでって止めたのに、勝手に進められたのは、悲しかった」

彼女は、はっとした顔をした。

「……良かれと思って」

そこで言葉が止まる。何度か口を開きかけては、また閉じる。自分が何をしたのか、初めて気づいたようだった。

「ごめんなさい。あなたの気持ち、考えてなかった」

素直な謝罪だった。それから彼女は、何かを言う前に必ず確認してくれるようになった。

「これ、先生に言ってもいい?」

その一言を聞くたび、私は少しほっとする。ほどよい距離を覚えてくれた友だちと、今も付き合いは続いている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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