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「お前の要領が悪いんじゃない?」家事育児を手伝わない夫。数日後、夫が謝罪してきたワケ

  • 2026.6.19

折れた心と一言

第一子が生まれても、夫は自分中心の生活を一ミリも変えなかった。

夜泣きで何度も起きる私の横で、平然と寝息を立て続ける。揺すって起こしても「ん」と言うだけで、また寝てしまう。休日は昼過ぎまで布団から出てこない。

「少しでいいから、手伝ってほしいの」

たまらず頼んだ朝のことだった。夫はあくびをしながら、こう言い放った。

「俺は仕事してるんだから、家のことは任せるよ」

「任せるって、もう私一人で限界なの」

「そんなに大変なのはお前の要領が悪いんじゃない?」

頭の中が、すっと冷えた。

「大変なのは要領が悪いから」

その一言で、何かが切れた。言い返す気力すら残っていなかった。私はその日、一日中ほとんど口をきかなかった。

数日、家を空けた

翌週、私は子どもを連れて実家へ帰った。

理由は告げず、ただ数日だけ家を空けると決めた。荷物をまとめる私を、夫は不思議そうに眺めていた。

「えっ、急にどうしたの」

「少し、実家に行ってくる」

「飯はどうすんの?」

玄関で夫が、初めて慌てた顔を見せた。子どものことより、自分の食事の心配が先に出るのが、いかにもこの人らしかった。

「要領のいい人なら、一人でも回せるでしょ」

私はそれだけ言って、ドアを閉めた。実家では、子どもを母に見てもらい、久しぶりに数時間まとめて眠れた。

体の芯にたまっていた疲れが、少しずつ抜けていく。スマホは一度も鳴らなかった。きっと、意地を張っているのだろうと思っていた。

帰宅して見た光景

数日後、玄関のドアを開けた瞬間、私は立ち尽くした。流しには洗っていない皿が積み上がり、洗濯物は床に散らばっている。

コンビニの袋とカップ麺の容器が、テーブルを埋めていた。換気もされていない部屋には、こもった匂いが漂っている。

その真ん中で、夫が気まずそうに目をそらした。無精ひげが伸び、目の下にはくまができている。

「……おかえり」

言葉が続かない。しばらくして、絞り出すように小声で言った。

「悪かった」

あんなに自信たっぷりだった人が、見たことのない顔で小さくなっていた。

「一人で家のこと、全然回せなかった。仕事して帰るだけで精一杯で」

私は黙って、やってほしいことを書いた紙を差し出した。ごみ出し、おむつ替え、夜中のミルクの作り方。一日の流れを、箇条書きにしてある。夫はそれを、何も言わずに受け取った。

「要領、とか言ってごめん」

もう、あの見下した言葉は二度と出てこなかった。それからの夫は、紙のリストに一つずつチェックを入れながら、少しずつ育児に手を出すようになった。

「次、おむつだよな。よし」

背中を丸めてチェックを書き込むその姿を見て、私はようやく肩の力を抜いた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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