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「やってる男のほうが少ないんだぞ」と家事育児アピールする夫。だが、娘の無邪気な一言で全員が凍りついた

  • 2026.6.19
「やってる男のほうが少ないんだぞ」と家事育児アピールする夫。だが、娘の無邪気な一言で全員が凍りついた

手伝うだけの人

私はフルタイムで働いている。それでも家事も育児も、ほとんどが私の肩にのっていた。夫が口にするのは、いつも同じ一言だった。

「なんか手伝おうか?」

手伝う、という言葉に引っかかる。家のことは、本来は二人の仕事のはずだ。それでも夫は、ゴミ袋を玄関に出しただけの日も胸を張った。

「俺、ちゃんと家事やってるよな」

「ゴミ出しだけだよね、今日も」

「いやいや、立派な家事だろ。やってる男のほうが少ないんだぞ」

その自信が、どこから湧いてくるのか分からなかった。皿洗いも洗濯も、結局は私がこなしている。けれど月に一度、義実家に行くと、夫はまるで別人になった。

「いつもこうしてるんだよ、家でも」

義両親の前では率先して娘を抱っこし、オムツ替えまで買って出る。私はその姿を、すっかり白けた気持ちで眺めていた。

娘の一言

その日の昼も、夫は義実家のリビングで娘のオムツを替えながら、得意げに語っていた。

「育児も家事も俺が半分やってる」

そう胸を張る夫に、義両親が感心したようにうなずく。すると、おむつ替えをじっと見ていた娘が、無邪気な声で言い放った。

「パパがオムツ替えるの、はじめて見た!」

場の空気が、ぴたりと止まった。夫の手が、テープを留めかけたまま固まる。

「あ、いや、これはその……たまたま、家だと違うっていうか」

「だって、おうちではママばっかりだもん」

娘がさらに続ける。夫の額に、うっすら汗がにじんだ。義母が、ゆっくりと夫のほうを向いた。

「ちょっと、こっち来なさい」

静かだが、有無を言わさぬ声だった。呼ばれた夫が、肩をすぼめて台所へ消えていく。残された私に、義母は小さく目配せをした。

「あなたは、ずっと我慢してたのね。気づいてあげられなくて、ごめんなさい」

変わった休日

台所から、義母の声が漏れ聞こえてきた。

「育児は手伝いじゃないの。あなたの仕事でしょう。半分なんて、よく言えたわね」

「……はい。すみません」

戻ってきた夫は、もう胸を張ってはいなかった。義両親の前でしどろもどろになり、目を合わせられずにいる。義父まで、呆れたように腕を組んでいた。

帰り道、夫がぽつりと言った。

「明日から、ちゃんとやるよ。手伝いじゃなくて」

あれから、ゴミ出しでドヤ顔をする夫はいなくなった。代わりに、夕食の支度を分担し、洗濯物をたたみながら娘に話しかけている。

義実家で大きな顔をしていた人が、今は私の段取りに合わせて、何をすればいいかと先に尋ねてくる。立場は、静かに入れ替わっていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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