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雨の日に訪れたい、国内のおすすめ美術館15

  • 2026.6.11
国立新美術館

雨に濡れる心配なく移動できる駅直結の美術館は、外に出ずともアート鑑賞はもちろん食事やショッピングを楽しむことができ、水盤と建築が美しく融合する美術館や静かな庭園を持つ美術館は、雨の日にはいつもと違った幻想的な風景を見せてくれる。本記事では、家にこもりがちな雨の日こそ訪れたくなる美術館を全国から厳選。これから始まる梅雨の過ごし方としてぜひ参考にしてみて。


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東京ステーションギャラリー/東京・丸の内

東京駅丸の内駅舎内にある美術館。1988年の開館以来、レンガ壁の展示室を生かしたユニークな空間で親しまれており、現在も重要文化財である東京駅の歴史とともに活動を続けている。駅舎を設計したのは、明治から大正にかけて活躍した建築家・辰野金吾。アート鑑賞とあわせて、日本を代表する近代建築の魅力に触れられる貴重なスポットだ。

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館内では、創建当時の構造レンガや鉄骨をあえて露わにした展示空間が広がり、作品だけでなく建築そのものも見どころの一つ。螺旋階段に残るステンドグラスやシャンデリア、歴史の痕跡を刻んだレンガ壁にも注目してみたい。

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雨の日におすすめしたい理由は、その立地。東京駅丸の内駅舎内に位置しているため、駅から雨に濡れることなくアクセスできる。美術館を楽しんだ後は、東京駅構内や周辺でショッピングや食事を満喫できるのも魅力だ。

東京ステーションギャラリー

住所/東京都千代田区丸の内1-9-1

提供:国立新美術館

国立新美術館/東京・六本木

黒川紀章・日本設計共同体の設計による波打つ三次元曲面のガラスカーテンウォールが特徴的な美術館。晴れの日は周囲の木々やガラスから差し込む自然光が気持ち良いけれど、雨の日のお出かけスポットとしてもおすすめ。

駅直結の美術館なので、雨の日でも、東京メトロ千代田線乃木坂駅の青山霊園方面改札、6出口から出れば最低限の移動で行くことができる。また、館内ではレストランやカフェがあるので展覧会鑑賞の前後もゆっくりと過ごせるのも魅力の一つ。

提供:国立新美術館

1階にはロビーにハンス J. ウェグナーによる“CH25”や“CH07”、地下1階にはアルネ・ヤコブセンによる“エッグチェア”、“スワンチェア”などが設置されている。名作椅子に座りながら、雨の音に耳を澄ませてゆったりとした時間を過ごしてみるのも◎。

提供:国立新美術館

国立新美術館
住所/東京都港区六本木7-22-2

提供:森美術館

森美術館/東京・六本木

六本木ヒルズ森タワーの53階に位置し、東京タワーを間近に都心の風景とともにアートを鑑賞できる貴重なスポット。東京メトロ日比谷線六本木駅の1C出口から直結で、近くには映画館やショッピングモールもあるので雨を気にせず1日中楽しむことができる。

「来館者がいつでも楽しみ、刺激を受け、そして対話が生まれる場所でありたい」という思いから、展覧会開催中は休みなく夜遅くまで開館しており、夜景を楽しめる場所としても人気。美術館でのんびりアートを鑑賞した後は、52階の東京シティビュー(展望台)やレストランから雨の東京の夜景を眺めながらロマンチックな時間を過ごしてみては?

提供:森美術館

森美術館
住所/東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階

提供:根津美術館

根津美術館/東京・青山

隈研吾による日本の美を表現した建築が美しい美術館。 駅から徒歩10分と少し距離があるけれど、青山・表参道でのお買い物の最中に雨が降ってしまった、なんて時にも美術鑑賞に目的変更して訪れるのも良さそう。

提供:根津美術館

広い日本庭園を有するこの美術館は、都心にいることを忘れてしまうほどに静かな時間が流れ、雨の日はその静けさと趣がさらに際立つ場所でもある。

提供:根津美術館

雨の日には同じく隈研吾が手がけたカフェ「NEZUCAFE」から、雨と自然風景のコラボレーションを眺めるのもおすすめ。さらにミュージアムショップでは、根津美術館が所蔵する国宝「燕子花図屏風」をモチーフにした傘も販売中。梅雨の時期にもぜひ足を運んでみて。

提供:根津美術館

根津美術館
住所/東京都港区南青山6-5-1
※庭園、カフェ、ショップ利用は、美術館入館者に限ります。

提供:東京都写真美術館

東京都写真美術館/東京・恵比寿

3フロアにわたって多種多様な写真・映像作品の展覧会を開催する「東京都写真美術館」。恵比寿ガーデンプレイス内に位置し、駅から続く動く歩道から移動すれば雨に濡れる心配なく行くことができる。

また図書57000冊、雑誌1900タイトルを所蔵する4階の図書室では、写真集や専門雑誌など国内外の資料が充実。静かな空間の中でじっくりと写真や映像作品と向き合った後は、新たに知った作品や作家について深堀りする時間も楽しめそう。さらにカフェやミュージアムショップもあるので、 ここだけで1日中充実した時間を過ごせるはず。

提供:東京都写真美術館

東京都写真美術館
住所/東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内

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横浜美術館/神奈川・横浜

1989年、丹下健三の設計により開館した「横浜美術館」は、2021年から老朽化や設備の長寿命化を目的にTANGE建築都市設計の改修設計による大規模改修工事が行われ、2024年3月にリニューアルオープン、2025年2月に全館オープンを果たした。約14000点の作品を所蔵する本美術館は、コレクション展のほか、近現代を中心に多様な美術を独自の観点で紹介する企画展も開催。3年に一度の現代アートの国際展「横浜トリエンナーレ」の会場のひとつでもあり、横浜の美術の拠点として親しまれている。

<写真>新津保建秀

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御影石をふんだんに使用した重厚感ある外観を特徴づけるのが、中央のエントランスから左右に165mにも及ぶ長い柱廊「ポルティコ」。半屋外のこの空間について、丹下は「雨に濡れず、広場の空気を感じながら歩けたら素晴らしいじゃないですか」と語っていたという。ポルティコを歩いていくと、美術館の入り口やショップ、カフェ、図書館が並び、さまざまな訪れ方ができる設計となっている。

<写真>新津保建秀

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エントランスからすぐに広がるのが、最頂部約16mの吹き抜け空間「グランドギャラリー」。リニューアル後は、そこを中心に誰でも無料で入ることができる「じゆうエリア」として生まれ変わった。晴れた日にはガラス張りの天井からたっぷりと自然光が差し込み、雨の日にはほのかな光が満ちて、情緒的な時間を演出する。

「じゆうエリア」のなかにある「まるまるラウンジ」では、併設するカフェの飲み物を持ち込んで休憩することも可能だ。「横浜美術館」は、広場とつながる開かれたアプローチをはじめ、無料のスペースやカフェ、ショップ、図書館などが集まる街に開かれた美術館。美術館賞はもちろんのこと、雨の日にも雨宿りできる場所として、優しく人々を受け入れてくれる。

横浜美術館
住所/神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1

<写真>新津保建秀

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横須賀美術館/神奈川・横須賀

三方を緑豊かな観音崎公園に囲まれ、目の前には東京湾が広がる絶好のロケーションに建つ「横須賀美術館」。横須賀市の市制100周年を記念して2007年に開館し、建築は山本理顕設計工場が手が掛けた。ガラスと鉄板による入れ子構造の建築が特徴で、館内では多彩な企画展をはじめ、日本の近現代美術を中心とした所蔵品展や谷内六郎の作品などを鑑賞できる。

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館内の壁や天井には大小さまざまな丸穴が設けられ、そこから海や森、空の風景が切り取られるように見えるのが大きな魅力。雨の日には、しっとりと濡れた木々の緑や移ろう空の表情がより印象的に映り込み、建築と自然が織りなす美しい景色を楽しめる。

展示室の合間にも海を望むスペースが設けられており、アート鑑賞とともに周囲の風景そのものを味わえるのもこの美術館ならではだ。

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雨の日には、地下駐車場から直接館内にアクセスできるのが嬉しい。また、例年6月頃には美術館の敷地をめぐる園路にアジサイが咲き誇る。なお、現在は施設改修工事のため長期休館中で、2026年8月まで休館(予定)、2026年9月に再オープンを予定している。

横須賀美術館
住所/神奈川県横須賀市鴨居4-1

<写真>提供:横須賀美術館

提供:ポーラ美術館

ポーラ美術館/神奈川・箱根

富士箱根伊豆国立公園の敷地内に位置し、森の中に溶け込むように建つ美術館。ガラスを多用した透明感溢れる館内からは、雨や霧など移り変わる天気や四季折々の自然の風景を臨むことができる。また、レストランやカフェも併設しており、展示だけでなくランチやティータイムの時間も楽しめる。

箱根登山鉄道 強羅駅から無料送迎バスが30分おきに運行中。雨の強い日は車での移動がおすすめ。

左 Photo : NAGARE SATOSHI 右 : MASAYA KUDAKA © Roni Horn 提供:ポーラ美術館

写真は「森の遊歩道」に常設展示されているロニ・ホーンによるガラス彫刻作品《鳥葬(箱根)》。周辺の自然を写し込むため、雨の日にはまた違った表情を見せる。傘の貸し出しがあるので、その時にしか見られない作品の変化をお見逃しなく。

ポーラ美術館
住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 小塚山1285

提供:角川武蔵野ミュージアム

角川武蔵野ミュージアム/埼玉・所沢

2020年に開館した「角川武蔵野ミュージアム」は、図書館・美術館・博物館が融合した複合施設。隈研吾がデザイン監修したこの建築は、1つ50kg~70kgの花崗岩を約20,000枚使用した岩の塊のような外観が特徴的。美術館の目の前には水盤が広がり、雨の日はこの建築の存在感をさらに際立たせる。

提供:角川武蔵野ミュージアム

写真は4階にある「本棚劇場」。高さ8mに及ぶ巨大な本棚が全方向に広がり、約2万冊の書籍を配架している。

提供:角川武蔵野ミュージアム

こちらは約31000冊と世界でもっとも多くのライトノベルを揃える「マンガ・ラノベ図書館」。このほか、約1000㎡の空間に自然、科学、芸術、博物、服飾、環境、社会など幅広い分野を展示する「グランドギャラリー」や、独自の切り口で日本が世界に誇るアニメを紹介する 「EJアニメミュージアム」などがある。雨の日は角川武蔵野ミュージアムに籠って、心ゆくまでエンタメを満喫してみては?

角川武蔵野ミュージアム
住所/埼玉県所沢市東所沢和田 3-31-3

提供:金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館/石川・金沢

妹島和世と西沢立衛による建築家ユニットSANAAの設計により2004年にオープン。「まちに開かれた公園のような美術館」をコンセプトにした建築は美術館の敷地内どこからでも訪れることができるよう円形になっており、内外には多くのガラスを採用することで開放的な空間を作り上げている。

雨の日は、JR金沢駅から路線バスがおすすめ。JR金沢駅バスターミナル 兼六園口(東口)3番、8番乗り場から10分で美術館の目の前に停車する。

撮影:渡邉修 提供:金沢21世紀美術館

館内は展示室のほかに、ビュッフェ式のランチやスイーツが楽しめるカフェレストランやミュージアムショップ、現代美術を軸に建築からダンスまで幅広い資料を備えたアートライブラリーなどがあり、充実した時間を過ごすことができる。

撮影:渡邉修 提供:金沢21世紀美術館

雨の日に特に見どころなのが、光庭のひとつに設置されたレアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》。内部からは水上を見上げることができるので、降り注ぐ雨を下から覗くという、普段はできない体験も楽しんで。

<写真>レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004 金沢21世紀美術館蔵

※雨天時は地上部は閉場。
※令和6年能登半島地震による被害の改修のため、6月21日まで《スイミング・プール》は地上部のみの公開。地下部の公開再開については、美術館公式サイトやSNSのお知らせをご確認ください。

金沢21世紀美術館
住所/石川県金沢市広坂1-2-1

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MOA美術館/静岡・熱海

相模灘を望む熱海の高台に建つ「MOA美術館」。海に浮かぶ初島や伊豆大島まで見渡せる絶景とともに、日本美術を中心としたコレクションを楽しめる人気の美術館だ。展示空間のリニューアルは、現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之が主宰する、新素材研究所が手掛け、日本の伝統素材を生かした上質な空間が広がっている。

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館内へ足を踏み入れると、長いエスカレーターや大理石を用いた円形ホールなど、まるで別世界へ誘われるような非日常的な空間が続く。なかでも、海へ向かって大きく開かれたメインロビーからの眺望は圧巻。雨の日には海と空の境界が淡く溶け合い、晴天時とは異なる幻想的な景色を楽しむことができる。

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広大な敷地内には展示棟だけでなく、能楽堂や茶室、日本庭園、レストランやカフェなども点在しており、一日かけてゆっくりと過ごせるのも魅力。庭園では四季折々の花や木々が楽しめ、雨に濡れた緑や花々の美しさも格別だ。

JR熱海駅バスターミナルからは美術館行きの直通バスが運行しているほか、敷地内には駐車場もあるため、雨の日のお出かけ先としても心強い。

MOA美術館
住所/静岡県熱海市桃山町26-2

提供:豊田市美術館

豊田市美術館/愛知・豊田

19世紀後半から現代までの美術、デザインや工芸のコレクションを収蔵し、一人一人が作品と対峙するための空間が広がる「豊田市美術館」。谷口吉生が設計を手がけたこの美術館は、非日常感を演出するためにあえて屈曲したアプローチを設けており、進んでいくうちに、次第に全貌が明らかになる。まるで水に浮いているかのような建築が姿を現す。

夜になると展示室は乳白色の光を放ち、ランタンが水面に映り込むような風景を見ることができる。雨の日は、この水盤が揺らぐ様とピーター・ウォーカーによる庭園の風情が一層美しく感じられるはず。

提供:豊田市美術館

展覧会でより作品を深く関りたい人には、作品ガイドのボランティアと一緒に展示会場を回りながら鑑賞するギャラリーツアーに参加するのがおすすめ。

アクセスは、名鉄豊田市駅または愛知環状鉄道新豊田駅より徒歩約15分。企画展開催時には、タクシーを利用すると企画展割引券がもらえるので、特に雨の中歩くのが大変な時はぜひ活用してみて。

提供:豊田市美術館

豊田市美術館
住所/愛知県豊田市小坂本町8-5-1

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足立美術館/島根・安来

横山大観をはじめとする近・現代日本画の名品を所蔵する「足立美術館」。創設者・足立全康の「庭園もまた一幅の絵画である」という信念のもと、日本画と日本庭園が調和した美の空間がつくられている。館内では日本画コレクションの鑑賞とともに、四季折々の表情を見せる名園を楽しむことができる。

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約5万坪の広大な庭園は、枯山水庭や白砂青松庭、池庭などで構成され、借景となる自然の山々まで含めて作庭されている。しとしとと雨が降る日には、木々の緑がいっそう鮮やかになり、苔や立石もしっとりとした趣を帯びる。

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館内には窓枠を額縁に見立て、庭園を絵画のように鑑賞できる見どころが随所に設けられているのも特徴。雨に煙る庭を眺めながら、日本画の世界に入り込んだような気分を味わえる。館内の2つの喫茶室でゆっくりと過ごしながら、移ろう景色を眺めるのも贅沢な時間だ。

JR安来駅からは無料シャトルバスが毎日運行しており、無料駐車場も完備しているため、天候を気にせず足を運びやすいのも魅力だ。

足立美術館

住所/島根県安来市古川町320

提供:佐川美術館

佐川美術館/滋賀・守山

佐川急便株式会社の創業40周年記念して1998年に開館。日本画家の平山郁夫、彫刻家の佐藤忠良、陶芸家の樂直入の作品を中心に展示している。

琵琶湖を目前に臨み、豊かな自然の中に位置するこの美術館は、敷地の大半を占める水庭に浮かぶように建っており、大きな切妻屋根の展示館2棟と2007年に開館した「樂吉左衞門館」の3棟で構成される。この3棟は、それぞれがガラス張りで抜け感のある通路でつながっているため、水の上を歩いているような非日常的な体験ができ、雨の日は特にその水が揺れ動く美しさを堪能することができる。

提供:佐川美術館

千家十職の一つである楽焼の茶碗を作る茶碗師、十五代樂吉左衞門自らが設計創案・監修した「樂吉左衞門館」の中にある茶室は、事前予約制のガイドツアーによる案内で見学することができ、地下には水庭に埋設された展示室を備える。

佐川美術館
住所/滋賀県守山市水保町北川2891

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豊島美術館/香川・豊島

瀬戸内海を望む豊島・唐櫃(からと)の棚田の一角に建つ「豊島美術館」。アーティストの内藤礼と建築家の西沢立衛が手掛けた美術館で、広大なコンクリート・シェルの空間そのものが作品のようになっている。館内では内藤礼による恒久作品《母型》が公開されており、自然と呼応しながら刻々と変化する風景を体験できる。

離島に位置するため、荒天の日の訪問には向かないものの、小雨程度であればむしろその魅力をより深く感じられる場所だ。柱のない大空間には天井の開口部から光や風、鳥の声、そして時には雨までもが入り込み、自然現象そのものが作品の一部となる。

写真:森川昇

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また、隣接するカフェ&ショップは、西沢立衛が設計した開放的な空間で、自然光がやさしく差し込む心地よい場所となっている。展示を鑑賞した後は、雨音に耳を傾けながらゆっくりと過ごし、この場所ならではの時間の流れを味わってみては?

豊島美術館

住所/香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607


写真:鈴木研一

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