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『Michael/マイケル』が怒涛のV3で国内興収40億円へ!初登場2位の『スーパーガール』は洋画好調の波に乗れるのか

  • 2026.6.30

6月26日から6月28日までの全国映画動員ランキングが発表。公開3週目を迎えた『Michael/マイケル』(公開中)が今週も独走状態で、危なげなく3週連続No. 1を達成。前週の当記事でも触れた通り、これで4月の第4週から続いている洋画作品のNo. 1獲得は10週連続となり、コロナ禍以降で最長に。果たしてこの記録はどこまで伸びることになるのか。

【写真を見る】“スーパーマンのいとこ”『スーパーガール』が初登場2位に!DC映画のジンクスを破ることができるか

“洋画不況”からついに脱却!?洋画作品の勢いが止まらない

『Michael/マイケル』の週末3日間の成績は、観客動員41万4000人、興行収入6億6700万円。前週末と比較してみると動員は85%、興収は83%と抜群の安定感。マイケル・ジャクソンの命日である6月25日から全国200館以上でスタートした応援上映の効果も表れているようで、累計成績では動員245万人&興収39億円を突破。6月中に興収40億円に到達することがほぼ確実となった。

週末直前の6月25日は、マイケル・ジャクソンの命日だった [R], TM & [C] 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
週末直前の6月25日は、マイケル・ジャクソンの命日だった [R], TM & [C] 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

2026年も半分が過ぎようとしているが、今年公開された洋画作品で興収30億円を超えてきたのは、後述する『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(公開中)を含め4本、集計上で2026年の公開作とまとめてカウントされる昨年12月公開の『ズートピア2』(25)を含めれば5本となる。

2020年以降の各年を見てみれば(いずれも前年12月から該当年11月までの公開作品で集計)、2025年と2022年の6本が最多。今年はそれに上半期だけであと一本まで迫っており、今週末公開の『トイ・ストーリー5』(7月3日公開)もビッグヒット確実なので、7月中にはそれに並ぶことになるだろう。ちなみに興収が発表されるようになった2000年以降で見れば、2003年の12本が最多で、次いで2019年が11本。年末までにそれらに迫ることができるかは不透明だが、少なくとも上半期の勢いから見るには“洋画不況”から脱却できていると判断できよう。

【写真を見る】“スーパーマンのいとこ”『スーパーガール』が初登場2位に!DC映画のジンクスを破ることができるか [c] & TM DC [R] 2026 WBEI
【写真を見る】“スーパーマンのいとこ”『スーパーガール』が初登場2位に!DC映画のジンクスを破ることができるか [c] & TM DC [R] 2026 WBEI

それを示すかのように、今週の2位にランクインしたのも“実写洋画”。新生DCユニバースの第2作となる『スーパーガール』(公開中)で、初日から3日間の成績は動員11万5000人、興収1億8800万円を記録している。昨年の7月に公開され興収10億円をかろうじて超えた『スーパーマン』(25)の初動成績と比較すると、およそ半分。先述したような洋画興行の勢いにあやかることができれば、それなりの成績を収めることができるかもしれない。

とはいえその『スーパーマン』は、動員ランキングで初登場2位と上位スタートを飾ったものの、3週目にはトップテン圏外へ。それ以前の“DCエクステンデッド・ユニバース”作品も、コロナ禍以降では『ワンダーウーマン 1984』(20)と『ブラックアダム』(22)の2本だけがランキング圏内に3週目までねばっていたが、それ以外は3週目もしくは2週目には圏外に沈んでいる。『スーパーガール』は夏興行の強力なライバル作品だけでなく、この“DCのジンクス”と対決する必要がありそうだ。

16年ぶり『ケロロ軍曹』と、毎年恒例『それいけ!アンパンマン』が初登場

さて、ここからはランキングに戻ろう。前週2位に初登場を果たした黒沢清監督の『黒牢城』(公開中)は、週末3日間で動員10万8000人、興収1億5200万円と、前週比55%の成績ながら2位にあと一歩のところまで迫る成績で3位に。累計成績では動員44万人&興収6億円を突破しており、近日中にも黒沢監督最大のヒット作となる見込みだ。

福田雄一が総監督を務めた『新劇場版☆ケロロ軍曹』は4位にランクイン [c]吉崎観音/KADOKAWA・劇場版ケロロ軍曹製作委員会
福田雄一が総監督を務めた『新劇場版☆ケロロ軍曹』は4位にランクイン [c]吉崎観音/KADOKAWA・劇場版ケロロ軍曹製作委員会

新作は『スーパーガール』のほかに2作品。4位に初登場を果たしたのは、2000年代に社会現象を巻き起こした人気アニメ「ケロロ軍曹」16年ぶりの劇場公開作品となる『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』(公開中)。20周年プロジェクトの一環として製作され、脚本・総監督を福田雄一が担当。初日から3日間で動員10万2402人、興収1億5080万6480万円と、3位の『黒牢城』との差はごくわずか。

また5位には、やなせたかし原作の「それいけ!アンパンマン」の劇場版第37作『映画「それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星」』(公開中)が初登場。詳しい成績は公表されていないものの、一昨年にシリーズ最高興収を記録した『映画「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」』(24)以降、客層に広がりが見えつつある本シリーズ。その安定した人気は今年も健在のようだ。

今年で37作目となる「それいけ!アンパンマン」、2年ぶりのトップ5入り [c]やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV [c]やなせたかし/アンパンマン製作委員会2026
今年で37作目となる「それいけ!アンパンマン」、2年ぶりのトップ5入り [c]やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV [c]やなせたかし/アンパンマン製作委員会2026

公開6週目を迎えた『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』は6位となり、累計成績では動員が181万人、興収は先述の通り30億円を突破している。そして8位の『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(公開中)は累計で動員564万人&興収77億円を超え、とうとう日本歴代興収ランキングのトップ100入り(現在97位)を果たした。

以下は、1~10位までのランキング(6月26日〜6月28日)

1位『Michael/マイケル』

2位『スーパーガール』

3位『黒牢城』

4位『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』

5位『映画「それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星」』

6位『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』

7位『免許返納!?』

8位『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』

9位『劇場版「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」』

10位『プラダを着た悪魔2』

次週末は、世界的大ヒットを記録してきたディズニー&ピクサーを代表する「トイ・ストーリー」シリーズの第5作となる『トイ・ストーリー5』(7月3日公開)、中島健人が主演を務め、長濱ねるがヒロインを演じる『ラブ≠コメディ』(7月3日公開)、ホラー作家の背筋による同名小説を清水崇監督が実写映画化した『口に関するアンケート』(7月3日公開)などが控えている。

文/久保田 和馬

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