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同じ資格に3年落ち続けた私が、合格した同僚をからかい続けた本当の理由

  • 2026.5.17
ハウコレ

同じ資格に3年挑戦して2回落ちた私は、勉強を始めた同僚をつい笑ってしまいました。彼女が合格した日、私は初めて自分の本心と向き合うことになりました。

私は30代前半の事務職です。3年前から、自分のキャリアを少しでも前に進めたくて、ある資格に挑戦してきました。けれど2回落ちて、3年目は受験すらしませんでした。そんなとき、同期の同僚が同じ資格の勉強を始めたのです。私はその姿に、自分でも認めたくない感情を持つことになりました。

3年挑戦して、何度も逃げた

私が資格の勉強を始めたのは、入社して数年経った頃でした。事務の仕事を続けるうちに、このまま何も変わらず時間だけが過ぎていく気がして、何かを変えたかったのです。

けれど現実は厳しく、1回目は10点足りず、2回目はもっと差が開いていました。3年目は教材を買ったまま、ページをめくることもありませんでした。仕事から帰って、テレビをつけて、いつの間にか寝てしまう日々が続いていたのです。

同僚の参考書を見たあの日

そんなある日、同僚が参考書を開いていました。表紙を見て、すぐに見覚えがあると気づきました。私が3年挑戦して逃げ出した、あの資格でした。

彼女は「キャリアアップのつもりで」と穏やかに笑っていました。その瞬間、私は思わず「30過ぎて資格の勉強とか意味ある?」と口にしていました。冗談のつもりでした。それから自分でも気まずくなって、「真面目だね」と取り繕って、お弁当に視線を落としました。私は彼女を笑うことで、3年逃げてきた自分から目をそらしていたのだと思います。

彼女が合格した日

それからの半年間、つい同じような言葉を繰り返していました。彼女は黙って笑い返すだけで、何も言いません。その態度に、自分の小ささがいっそう浮かび上がるようでした。

試験の日、彼女は誰にも何も言わずに会社を休んでいました。合格発表の日、出社した彼女の表情を見て、私はすぐに察しました。机の上の資料を整理する手が、いつもより穏やかだったのです。彼女が合格したのだと、その背中でわかりました。

そして...

その夜、私は何度も文面を打ち直しながら、彼女にメッセージを送りました。「合格おめでとう。本当はずっと話したかったことがあるんだ。あの資格、私も3年前から挑戦していて、2回落ちた。今年は受験すらしなかった。あなたが勉強を始めたとき、自分が情けなくて、笑うことで自分を守っていた。ずっと尊敬していた。本当にごめん。そして、おめでとう」。送信ボタンを押すまでに、1時間以上かかりました。彼女からの返事はまだありません。それでも、3年間ずっと言えなかった本心を、ようやく文字にできた夜でした。

(30代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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