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改行を一切しない長文を送ってくる彼→「読みにくい」と言ったら、次は一単語ずつ改行してきた

  • 2026.5.17
ハウコレ

私には、付き合って1年になる彼氏がいます。彼は穏やかで優しい人なのですが、メッセージのやりとりだけは少し独特でした。改行を一切しない長文がいつも届くのです。さすがに気になって伝えたところ、返ってきたのは少し意外なメッセージだったのです。

いつも届く、改行ゼロのメッセージ

彼から届くメッセージは、いつも改行が一切ありません。仕事の愚痴と晩御飯の話と週末の予定が、ひとつの塊になってスマホの画面にびっしりと詰まっているのです。

スクロールしても文字が続き、どこまで読んだのか何度も見失いました。途中で疲れて、返信を後回しにしてしまうこともしばしば。

彼に悪気がないのは分かっていました。一日の出来事を私に全部伝えたい気持ちが、ぎゅっと文字に詰まっているのです。だからこそ、何と言えばいいのか迷っていました。

思い切って伝えた、たった一言

ある日の夜、彼から届いた長文をしばらく眺めて、ついに「読みにくいよ」と短く返しました。責めるつもりはなく、ただ伝えたかっただけです。

彼からはすぐに「分かった、改善するね」と返事が届きました。あっさりと受け止めてくれたことに、ほっとしました。これからは少し読みやすくなるのかもしれない。そんな期待で、その夜は穏やかに眠ることができました。

私の指摘を素直に聞いてくれる彼の優しさを、改めて愛おしく感じた瞬間でもありました。

仕事終わりに届いた、想像を超えるメッセージ

数日後の夕方。仕事を終えて駅のホームでスマホを開くと、彼からの新しいメッセージが届いていました。

開いた瞬間、思わず画面を二度見しました。一行に一単語、ぽつんぽつんと縦に並んでいるのです。

「今日

お疲れ

さま

食べた

?」

という具合に、たった数文字の言葉が延々と続いていく。スクロールが妙に進みます。

電車に揺られながら、思わず笑ってしまいました。確かに改行はされている。しかし、されすぎているのです。彼の生真面目さがにじみ出ていて、呆れと愛おしさが同時に湧いてきました。

そして...

電車を降りる頃、ようやく「これじゃ読みにくさが逆に増してるよ」と返信しました。家に着いて少し落ち着いてから、彼に電話をかけました。

電話口で笑いながら「気持ちは伝わったよ。でも一単語ずつだと逆に読みづらいの」と伝えると、彼は真剣な声で「論文の段落分けを参考にした」「視認性を上げるなら一語ごとに改行するのが究極だと思った」と説明してくれました。

不器用な人だと改めて知りました。私の「読みにくいよ」という一言を、彼はそれほど重く受け止めて、本気で答えを探してくれていたのです。「次回は普通の改行で大丈夫」と伝えると、彼は照れたような声で「分かった、勉強し直す」と返してくれました。

完全な解決ではないけれど、彼との会話の幅が少しだけ広がった気がしました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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